チコちゃんに叱られるかから(くしゃみについて)
私は85歳ごろからクシャミが大きく強くなったと感じるようになった。クシャミが毎日出るようになり、一回の回数が7~8回と多く激しいのだ。多分花粉症の気があるからだろうと思う。眼科の医者には目に花粉症アレルギーがあると言われているからだ。鼻水も量が多くなった。
18日のNHK「チコちゃんに叱られる」で、「おじさんのクシャミが大きいのはなぜ?」というのをやっていた。答えは「男性は中年を過ぎると恥ずかしさのブレーキが壊れていくから」大阪大学の菅本一臣招へい教授が解説をした。
くしゃみは鼻毛や鼻の粘膜についた異物を激しい力で体外に排出しようと反射的に起こる防衛反応だという。
脳には延髄に「クシャミ中枢」があって、そこが命令をだすのだそうだ。「ろっ骨を広げる」、「横隔膜を下げる」、「肺を膨らませる」、「喉の筋肉を閉める」、「一気に吐き出す」などと命令を次々に発するのだ。これに要する時間はたった1秒ていどである。だからくしゃみ自体をコントロールする事はまず不可能なのだ。
くしゃみの音の大きさを決めるのが「筋力・体格・肺活量」といった要素だという。だから男性の方がくしゃみが大きくなる傾向にあるわけだ。これらの要素は歳をとると衰えていくのが自然だがそうはならない。
おじさんのくしゃみの音が大きくなるのは運動制御学で解けるという。それによると脳が反射に制御をかけてコントロールしているというのだ。 脳はこれまでの経験や状況などをもとにして「どの程度声をだせばよいか?」を瞬時に計算して反応するのだ。
この計算の最中に若者(特に女性)は大きい声を出すと恥ずかしいという制御が強く働く傾向にあるそうだ。つまり脳がブレーキをかけて声のボリュームを無意識的に抑えるように調整するのだ。
ところが加齢によって恥ずかしさ・緊張感が減っていくと。脳からの制御が弱まってブレーキが効かない状態がおきるというのだ。
しかし、高齢者としての私の経験では、恥ずかしさや緊張感が衰えたからとは思えないのだが。
ところでくしゃみを抑えようと頑張るのは危険だそうだ。くしゃみのスピードは時速320kmという新幹線並みの速さだそうで、このパワーを我慢するのは相当なリスクだというのだ。口から逃がさずに耳から空気が抜けたとすると鼓膜破裂がおきるし、血管壁が弱っている人は血圧上昇、血管破裂のリスクもある。
よいクシャミの仕方は、足を開いて、膝を曲げ、両手を膝に当て、下を向いてするのがよいそうだ。
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