不親切極まるマイナ保険証移行
スマートニュースを見ていたら、「4月から『マイナ保険証』を使わないと医療費アップに!対策を知って備えよう」というDIAMONND ONLINEの記事があった。
4月以降、オンライン資格確認システムを導入または申請中の医療機関で、従来保険証で受診すると医療費が高くなるというのだ。
厚生労働省は、23年4月までに、すべての病院や診療所などに対して、マイナ保険証による健康保険の資格確認システムを導入することを義務付けており、その数は徐々に増えてきているという。
この4月から、「マイナ保険証」を使わない人の医療費が、さらに引き上げられることになった。それで本格的にマイナ保険証を使わないと損、ということになりそうだというのだ。
ただ現状ではマイナ保険証に対応していない医療機関を利用するのが、一番医療費が安くなるという。
オンライン資格確認システムを導入または申請中の医療機関とまだ導入していない医療機関をどうやって見分けるのか。それは不可能であろう。医療機関にかかるとき、「オタクの病院ではどうなっていますか」といちいち確認する人はいないだろう。
政府はマイナ保険証普及のために極めて不親切な国民を騙すようなやり方を進めているとしか言いようがない。
ではどのくらい高くなるのかというと、現在、その病気で初めて病院や診療所を受診したときの医療費は、マイナ保険証より、従来の健康保険証のほうが、20円(3割負担で6円)高くなるように設定されていて、この差が、4月以降は、特例措置として40円(3割負担で12円)に広がることになったというのだ。
ただし、医療費に差が出るのは、オンライン資格確認のシステムを導入しているなど、一定の要件を満たしている医療機関を受診した場合である。また、今回の加算は、全国の医療機関にマイナ保険証に対応できるシステムが普及するまでの期間限定の措置となっているという。
マイナ保険証を利用した場合は、初診時の加算が20円(3割負担で6円)で据え置かれているが、健康保険証で受診した場合は、これまでの40円(3割負担で12円)から60円(3割負担で18円)に引き上げられる。
私はマイナカードは持っているが、保健証と紐づけしていない。そのやり方が分からないのだ。3月末までにマイナ保険証にすると7000円のポイントが付くのが、5月末までに延びたのは知っているが、どうすればよいのかの説明がどこにもないのだ。政府はどこまでも不親切である。制度を勝手に変えてあとは自己責任なのだ。
来年の9月にはマイナ保険証にしてしまうというがその手続きの仕方さえ分からないのだ。
私はまだ調べようと思えば調べられると思うが、病気などで動けない人や認知症などで何もできない人達はほったらかしにされているのだ。従来の保健証のように役所から自動的に配布するような措置が必要だ。
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