対チェコ戦を観て
WBCの対チェコ戦を観た。チェコという国で野球をやる人がいるのは知らなかった。選手は皆職業を持っていて監督は精神神経科の医者という。仕事の合間に集まって練習をするそうだ。いわばアマチュアである。そのチェコチームはヨーロッパの予選で勝って東京にきたという。
WBCのゲームはいつも夜7時開始で、3日目なので見るのをよそうと思ったが、佐々木朗望投手がでるので結局観てしまった。
チェコは意外に強くて日本のミスもあり、佐々木投手から先制点を入れた。日本は3試合連続で先制点を許したことになる。チェコの投手の球は緩いがなかなか打てなかった。どうなるのかと思ったが、3回に吉田が2塁打を放ち、2点を返した。そのあと山田の適時打でさらに1点を追加した。チェコの投手は大谷から三振を取ったのは生涯の思い出となるであろう。
ヌートバから始まった4回には3連続打で4点を入れたのでこれで勝つだろうと思った。ブレーキ役の村上は8回にやっと安打を打った。栗山監督はどうして村上を4番に置くのだろうと思った。
佐々木投手は制限の65球を投げ、8Kを奪って4回で降板した。東北大震災で母親を亡くした佐々木投手が3月11日という震災の日に登板したことも稀有なめぐり合わせであった。東北の人たちに大きな慰めをおくったのはよかた。
試合を見ながら、チェコの選手たちは大観衆の東京ドームで試合をすることに喜びを感じているだろうと思った。
5回の途中で眠ってしまったようで目が覚めたら11時半であった。
翌日のネットでチェコのハジム監督のコメントを見た。「4万人超が集まった東京ドームでプレーし、満員の会場でプレーできたこと、この大会で試合ができたことが感激の感情以外にない」と語った。
さらに「日本で野球は重要な意味を持っている。しっかり見ているファンの温かい視線、励ましが素晴らしく、私たちもそれを感じて頑張った。(日本の)野球ファンのレベル、質も世界一だと思う」と述べた。率直な気持ちであろう。
« 私の標本木 | トップページ | WBCオーストラリア戦 »
「スポーツ」カテゴリの記事
- WBC決勝戦でアメリカに勝ち優勝(2023.03.23)
- WBC準決勝はまるで村神サマのためのシナリオ(2023.03.22)
- WBCオーストラリア戦 (2023.03.15)
- 対チェコ戦を観て(2023.03.14)
- WBC対中国戦を観た(2023.03.11)
佐々木朗希投手、震災の時9歳でお父様と祖父母を亡くしたそうですね。
今や山本投手とともに日本で最高の投手になりましたね。
WBCでも好投しましたが、チェコの選手の右膝に速球を当ててしまって謝ったあと
きのうは両手にコアラのマーチなど両手に袋いっぱいのロッテのお菓子を自分で買って宿泊ホテルまで持って行って相手チームから賞賛されていましたね。
プーチンも相手の痛みがわかる人間であれば、あのような残虐な戦争も虐殺もできないと嘆いても、領土拡大に取り憑かれている人間には通じないのでしょうね
相手チームは負けても全選手が日本チームを拍手で称えて、とても爽やかでしたね。
投稿: danny | 2023年3月14日 (火) 14時07分