ニッポン百低山鍋割山の伝説の歩荷
水曜日の昼12時20分からNHKの「にっぽん百低山」という番組が放送されている。ちょうど食事時でニュースを見た後この番組を観る。吉田類さんという酒場詩人で俳人が女優やタレントなどと山に登るのだ。
29日は神奈川県の丹沢山系の鍋割山で、女優の一双麻希さんと登った。昨年の11月のようで紅葉がきれいであった。
この山の頂上に山荘があり、その経営者は草野延孝さんという72歳の人であった。山荘を経営して30年になると言っていたが、歩荷をしていて山荘を引き継ぎ、新しく建てたというのだ。驚いたのは建築材料をすべて自分で担ぎ上げ、しかも建築工事をしたのも自分でやったというのだ。
100㎏の荷物でも担いだという。今でも毎朝麓から60㎏もある食材などを担いで上がっているという。「伝説の歩荷」と呼ばれているようだ。
山荘を建てるのに2年かかったという。凄い人だと感心した。草野さんは「自分はやり始めたらとことんやる」と言っていた。
それにしても重い荷物を担いで運び上げるというのは常人ではできることではない。歩荷をやる前は世界の山を登っていたようだ。
山荘での名物は鍋焼きうどんで一日に何百杯も売れたという。今は歳をとったので制限をしているようだが。吉田さんたちも鍋焼きうどんを楽しんでいた。
登山道は重い荷物を背負っても登りやすいように丁寧に造られている。これも草野さんが整備しているようだ。
鍋割山には毎日数百人の登山者がいるようだ。鍋割山頂からは相模湾や富士山が見える絶景である。
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