2024年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 目薬の正しいさし方という記事 | トップページ | ガーシー議員は除名すべし »

2023年2月24日 (金)

プーチンの年次教書演説

 昨年の2月24日にプーチンがウクライナへ侵攻し、早くも1年が経った。残念ながら侵攻は継続し、ウクライナは被害を蒙り続けている。

 プーチンは21日に,上下両院に対する年次教書演説を行った。その中でプーチンは相も変わらず、ウクライナ侵攻を正当化し、戦争を始めたのは西側だとして「我々は終わらせるために武力行使している」と主張した。
 

 侵攻の理由については、14年の政変で誕生したウクライナの「ネオナチ政権」に、ロシア語を話す東部ドンパス地方の住民が攻撃されて「ロシアの助けを待っていた」と言った。「ネオナチ」は誰が見てもプーチン自身ではないか。それをウクライナだと言うのは盗人猛々しい詭弁である。そして「戦場でロシアに勝つのは不可能だ」と断言した。

 プーチンはあくまでもウクライナ侵攻をつづけるつもりである。また、米ロ間の「新戦略兵器削減条約」の履行停止も表明した。

 プーチンがウクライナ侵攻を始めた1か月間で、オランダ1国分に匹敵する温室効果ガスが排出されたという。この1年で計り知れない温室効果ガスが地球を覆ったことになる。

 世界経済にも物凄い影響を与えた。世界の物価の高騰はプーチンのせいである。西側諸国の制裁にもかかわらず、ロシア経済はこれまでのところそれほど打撃を受けていないようだ。

 ロシア国民のプーチン支持は8割にも達するというから驚きであり、不思議でならない。極悪非道の大悪魔のプーチンをなぜロシア国民は支持をするのか。

 戦前の日本もそうであったが、誤った指導者の下でも強権によって国民は間違った方向へ引っ張られてしまうのだ。歴史上何度も繰り返されてきたことだが、相変わらず同じことをしている。日本もまたそうならないように各自が政治の動向に眼を開けてチェクしていかなければならない。防衛費の増額がその始まりであったと後悔することがないように。

« 目薬の正しいさし方という記事 | トップページ | ガーシー議員は除名すべし »

戦争と平和」カテゴリの記事

コメント

私はネット番組、デモクラシータイムズを好んで見ているが、その中で、キャスターの山田厚史氏や外交評論家の田中均氏が、最近では安保三文書や日本の防衛予算が急拡大することに反対したり、疑問を呈しづらい雰囲気を感じるといっていた。確かに世論調査によると国民の半数以上が軍備増強に賛成らしい。ウクライナ戦争、中国の急速な軍備増強、北朝鮮の頻繁なミサイル発射実験の背景を考えると世論調査の結果は当然の帰結かも知れない。イケイケどんどんの勇ましい発言が勢いを増すのもやむを得ない。しかし国民はそのための財政負担(増税)や、かつ将来的には徴兵制で我が子が兵隊に取られることも甘受できるのであろうか?ウクライナ情勢の解説で防衛研究所のH氏やT氏あるいは軍事評論家のK氏が実に理路整然と戦況について解説してくれる。これを聞くと、まるで戦争は一種の陣取りゲームのように思えてしまう。でも戦争は人間同士が敵味方に分かれての集団殺し合いであり、戦場は阿鼻叫喚で正視に耐えない現実の連続であろう。勿論、こんな現場は決して放映されない。そうなると国民の戦争に対する想像力は次第に希薄になってしまう。実に恐ろしいことである。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 目薬の正しいさし方という記事 | トップページ | ガーシー議員は除名すべし »