マジックでボランティア
5年ほど前から、あるデイサービスへ行って、ボランティアでマジックを見せている。先日も頼まれたので行って来た。
このデイサービスでのボランティアは、1時間もマジックを見せなければならないので大変である。一つのマジックを演じるには長くてもせいぜい3分ぐらいで、普通は演技時間が短いものが多い。特に私の場合は、車をやめてからは、いわゆる道具物は運べないので、大きな手提げバックに入る小さなマジックを用意している。
1回行くと15種類~17種類ぐらいのマジックを用意しなければならないので、それを選ぶのも大変である。5年間もやっていると1度はやったマジックが多い。何とか新たらしいマジックをとよさそうなのを探している。
演目が決まるとその練習がこれまた大変である。この歳になると、やったことのあるマジックでも、たいていやり方を忘れてしまっているので、ノートを見たり本を見たりして練習をする。
練習をしても若いときは覚えるのが早かったが、高齢になったのでそういう訳にいかない。
そういう訳で準備をするのに4日ぐらいはかかりっきりである。その間はテレビを見ることもほとんどできない。
今回も苦労をして準備をして出かけた。デイサービスなので観客は高齢者ばかりである。皆さんが観るわけではなく、観たい人が観るので、後ろの方で観ない人が別のことをやっている。そんな中でやるのだがだいたい25人前後の人が観ている。
でも、観客の側にいるのではなく、慰問者として演じる側にいるのは有難いことだと思う。
今回は若い職員がサポートしてくれた。観客も不思議がってくれたのでよかった。紙コップからいつの間にかお茶が出て来るのとか、裏表が緑のカードが裏表が赤いカードに変わるのとか、新聞に包んだトランプの数と模様が変わるのとか、一組のトランプから選んでもらった1枚のトランプの絵柄と数字を当てるのとか・・・・いずれも大変不思議がってもらえた。
終ってからサポートをしてくれた若い職員が「マジックを1時間もやるのは大変でしょう?」と言ってくれた。これまで誰も言ってくれたことがなかったので嬉しかった。私はマジックはせいぜい30分ぐらいまでですねと言ったら理解してくれた。
ちなみにこのデイサービスでのボランティアは、ちょっとした菓子とお茶だけである。知人たちが行っているところではそれなりの謝金が出るというのだが。
帰宅すると疲れがどっと出るとともに大きな解放感に包まれた。
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