1円の節約は1円の稼ぎ
ネットの記事で知ったことだが、ハーバード大でという異色のタレントであるお笑いタレントの「パックン」(パトリック・ハーラン)は、無駄遣いは大嫌いで、飛行機はエコノミー席で、ません。服は5年に一度買うだけで高級ブランドの服も買はないという。靴下は同じものを20足まとめ買いし、片方が破れても、もう片方が無駄にならないようにしているという。
買い物も安いスーパーを選んだり、ひとつのものを長く使い続けたりして、コツコツと節約を続けているそうだ。
タレントだけでなく、投資家として知られ、金融教育の講師として全国各地で講演会も行っているというから、パックンは収入は相当あるはずだ。
それなのに節約生活をするのは、子どもの頃母と2人暮らしで、生活保護を受けるほどの極貧を経験したからだという。食費は1日300円程度、牛乳も飲んだことがないという。
10歳から新聞配達のアルバイトを8年間して家計をたすけたという。勉強ができたので一念発起して、借金をしてハーバード大に入学したそうだ。
パックンは「日本では節約を『ケチくさい』と考えている人が少なくありません。でも、アメリカの格言に『1セントの節約は1セントの稼ぎ』というものがあります。節約で余らせたお金も、れっきとした自分の財産です」と言っている。
「1セントの節約は1セントの稼ぎ」というのは初めて知ったが、素晴らしい考え方だと感心した。
私はスーパーで食品などを買うときなるべく割引のある日に買い物に行くとか、普通の日でも割引のあるものを買うようにしている。食品は賞味期限が近くなると安くなるが、賞味期限など気にしない。
友人に「車は動けばよい」と言って、高い車が買えるのに安い車に乗っているとか「宿は寝られればいい」と言って安い部屋でも平気な人がいる。私も影響を受けて安い車、寝られれば良いの精神を学んでいる。パックンに通じるところがある。
退職後は金を稼ぐことはできなくなったが、「1円の節約は1円の稼ぎ」と考えれば結構稼いでいることになると知った。今年は物価が大きく上がり、生活を圧迫する年になるが、この精神を大事にして乗り切りたい。
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