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2023年1月30日 (月)

身長延長手術、「所さん 事件ですよ」から

 26日のNHK「所さん 事件ですよ」で、「8cmで600万!?身長を“買った”男」というのをやった。金を出して身長を伸ばすことができるというのだ。本当にそんなことができるのかと思いながら観た。

 その男性は身長は24歳で、元々身長は167cmであった。身長を高くして自信をつけたかったのだという。それで600万円払って8cm伸ばしてもらい、175cmになった。

 この施術は「骨延長手術」といい、身長を伸ばすには脚を特殊な器具で骨折させるのだ。そして1日1mmずつ伸ばすのだという。骨延長手術を受けた後は、1年ほどリハビリ期間が必要。

 日本では鹿児島県の喜界島にある徳洲会病院に、その手術を700件以上行ってきた整形外科医の吉野医師がいる。その医師は健康な身体を壊して人工的に身長を伸ばすのはよくないと反省して今はやっていないという。

 この手術はもともと、旧ソ連の外科医によって1950年代に開発された手術で、本来は複雑骨折や骨の変形などを治療するための手術であった。

 トルコのイスタンブールに骨延長手術を専門の手術・リハビリ施設があり、費用が安いので世界各国から患者が集まっているそうだ。日本からも施術を受けに行く人がいるという。

 骨延長手術はいつも成功するとは限らない。50代の男性は、158cmだった身長を165cmに伸ばした。いろいろ調べて、最も安く手術が受けられるという理由でヨルダンに行って手術を受けた。でも、リハビリを始めてまもなく、膝がまっすぐ伸びないこと気づいた。医者は「問題ない。リハビリで元通りになる。もう帰国して大丈夫」と言った。

 男性は帰国しリハビリを続けたが、よくなるどころかまともに歩けなくなってしまった。日本国内のあちこちの整形外科へいったが、どこも受け入れてくれなかった。2年たって先の吉野医師が応じてくれた。そのお陰で普通に歩くことができるようになった。ヨルダンで安くやるつもりが高いものになったのは仕方がない。

 吉野医師によると、この男性のように安価な海外で手術を受ける人が多いが、安価な分失敗例も多いのだという。
いやあ、それにしても驚いた。手術で身長を伸ばせるということと、それに頼って手術を受ける人がたくさんいるということだ。痛い目をして金を使ってでも身長を伸ばしたいのだ。

 ちなみに私は高齢になって身長が若いときより5cmぐらい縮んでしまった。脊柱の間の軟骨が薄くなったみたいだ。それでも嫌だとか困るとかの自覚はない。

 

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