任命責任って何?
岸田内閣で10月24日に山際経済再生相、11月11日に葉梨法相、そして今回は寺田総務相と1か月以内に3人の大臣が更迭された。これは異例の事態である。
21日の衆院本会議で、岸田首相は「国会開会中に閣僚が辞任する事態となったことは誠に遺憾であり、私自身、任命責任を重く受け止めている」と釈明した。
「任命責任を重く受け止めている」と述べたが、これは具体的には何を意味するのが私には理解できない。どのように責任をとるというのであろうか。ただ口でしゃべってそれでおしまいというのなら子どもでもできる。共産党の高橋議員が言ったように「内閣総辞職」をするというのなら話はわかる。
首相は「政策に遅滞が生じないよう、国政の運営にしっかりと取り組む」と述べたが、それは当たり前のことで任命責任をとることにはならない。
朝日新聞には「岸田おろし」高まらずとあった。その理由は、
①次の選挙まで長い黄金期間がある。
②「ポスト岸田」の不在。
安倍派がまとまりがない、萩田政調会長など統一教会とかかわった議員が多い、を挙げている。
岸田政権がだらだらとして政権運営を続け、内閣支持率が落ちているが、野党が全体としても与党より数が少ないことや、小会派にわかれ、維新や国民民主、NHK党、参政党のように与党寄りの会派もあることから、与党に対峙できないことでノホホンとしておられるのだ。
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