酔芙蓉という花
2週間ほど前、NHK名古屋「まるっと」で視聴者が投稿したこれまでに見たことがない珍しい花が紹介された。午前中白い花で午後になるとピンクになり夕方には濃いピンクになるという珍しい花であった。花の名は「酔芙蓉」と言い、色がピンクに変わるので「酔」という字が使われているそうだ。
実物を見てみたいと思っていたら、スーパーの帰りに通る道筋の家に咲いていることが分かった。いつも通る道で芙蓉の花が咲いているのは知っていたが、それが酔芙蓉だとは知らなかった。ある時道の掃除をしていた女性に花の名を尋ねたら「これはお隣の花で、『酔芙蓉』です」と言ったので、これがそうだったのかと思った。
それで朝見に行き、真っ白い花であることを確認し、昼過ぎに通ったときにピンクになっているのを見た。夕方に見に行くと濃いピンクの色になっていた。それが下の写真である。
2~3日前ウオーキングの途中で酔芙蓉が咲いている家があるのを見つけた。これまで毎朝通っているのに酔芙蓉を知らなかったので気づかなかったのだ。酔芙蓉を知ったのでそれだと分かったのだ。
ウオーキングの時よく逢うHさんという花が好きな女性に酔芙蓉を知っているか尋ねたら、知っているが近頃は見たことがないと言っていて。それでスマホの写真を見せた。実物を見てみたいと言っていた。
酔芙蓉の花はまだ咲いているがいつまでなのかは分からない。ネットで調べたら次のように説明してあった。
「酔芙蓉は夏から秋にかけて咲く花で、原産地は中国、台湾、日本。花色を変えながら1日で散る芙蓉の園芸品種。剪定せずに育てると、草丈が4m近くまで生長し、寒さにはやや弱く、その代わり暑さには強い植物である。地植えや鉢植えどちらでも栽培可能。
花の名前は、花色が変わる姿からお酒を飲んで酔ったように見えることが由来。
酔芙蓉には、花色が次々と変わっていく様子から、『心変わり』という花言葉がついているが、他に『しとやかな恋人』や『繊細な美』、そして『幸せの再来』。
花の色が変わるのは、アントシアニンの合成による。アントシアニンは25℃以上の気温で合成し、合成すると植物内の酸素量が増える。すると白色だったものがピンクへと変化する仕組み。そのため、気温が25℃を下回る日は色がほとんど変わらない。」
午 前
昼過ぎ
夕 方
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酔芙蓉はうちの庭にも30年以上も前に植えて、毎年9月になると咲き始め、10月中頃まで毎日たくさんの花を咲かせてくれます。花は一日花ですから、毎日朝になると咲き終わった花がたくさん落ちています。
花が終わると3m近くに伸びた何本もの枝をすべて株元から切ってしまいます。それを挿し木にすればいくらでも増やすことができます。10月下旬には枝をすべて切って切り株だけになりますが、来年の春には新しい芽が伸びてきて、また3m近くまで伸びてたくさんの花を楽しませてくれます。朝から飲み始めるのか、夕方にはできあがって赤くなるので、酒好きの酔っ払いのようにも見える花です。
投稿: danny | 2022年10月 2日 (日) 07時40分