下がった内閣支持率
15日、16日に行われたANN(テレビ朝日)の世論調査で、岸田内閣の支持率は33.1%で、政権発足以来、最も低くなった。不支持は横ばいの40.9%で、先月に続いて支持を上回わった。
しかし、時事通信が10月10~13日におこなった10月の世論調査で、岸田文雄内閣の支持率が27.4%となったし、毎日新聞の9月の世論調査で岸田内閣の支持率が29%であった。
ANNの世論調査の結果は時事通信や毎日新聞の数字よりかなりよい。
安倍元首相の国葬実施や統一教会への対応、物価高、コロナ対策、息子を首相秘書官にしたことなど、内閣支持率を下げた要因だと思うが、「聞く姿勢」を強調する岸田首相が言葉で言うだけで実行が伴っていないことも大きいと思う。英語ではhearとlistenがある。前者は何となく聞くことで後者は注意をして聞くことである。日本語でも「聞く」と「聴く」があり、「聴く」の方はラジオや音楽などを聴くときに使われるがやはり注意をして聞くことである。岸田首相は人の言うことをしっかりと心にとめて聞く事に欠けているようだ。
臨時国会では予算委員会の審議が17日に始まった。懸案の問題に対してどのような対応をしていくのか、正念場である。次の世論調査で支持率が回復するくらいの真剣な対応が求められる。野党の方も支持率は芳しくない。国民が納得するようなしっかりした議論を進めて欲しい。
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