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2022年10月

2022年10月31日 (月)

マイナンバーカードと保険証の一体化に反対!

 政府はマイナンバーカードと健康保険証を一体化すると言っている。2024年の秋までを目指しているようだ。

 チラッと聞いたところでは、一体化によって診療記録や薬を貰ったデータなどが保存されて、いつでも取り出せるらしい。医者をかえる場合でもカルテなどを貰って行かなくても、マイナンバーカードで呼び出せるようだ。

 政府は一体化を進めるに当たってメリットを説明すると言っている。いつどのように説明をするのであろうか。

 マイナンバーカードと保険証の一体化については反対の声が大きいという。理由は情報流出が怖いからだ。

 私はマイナンバーカードをずっと以前に作ったが、それは確定申告の時に必要だからだ。今マイナンバーカードを作ると2万円分のポイントがもらえるようだが、私のような既得者は何ももらえない。聞くところでは保険証と一体化させれば7000円だったかもらえるらしい。

 私はマイナンバーカードと保険証の一体化には反対である。情報の流出も怖いし、持ち歩いて落としたりしたら困る。

 保健証が別なら保健証だけ持ち歩けば安心である。与党が絶対多数だから一体化に進むのであろうか。こういう大事なことは国民投票をして決めたらよいと思う。

2022年10月30日 (日)

円安について渡辺元財務官の説明に納得

 27日の朝日新聞「1ドル150円=150円 超円安時代」という記事に、元財務官の渡辺博史氏へのインタビューが載っていた。

 渡辺氏は歴史的円安ドル高について、日米の金利差だけでなく、日本の国力の低下も要因だとして、次のように述べている。

 「今の円安は、日米の金利差でもっぱら説明されているが、私は今年進んだ円安の半分以上は日本の国力全体に対する市場の評価が落ちてきていることが要因だと考えている」と。
 

 私は経済についてまったくの素人で、日米の金利差によって円安が進んでいると思っていたが、日本の国力の低下がそれ以上に関係しているという説明に納得した。
 

 渡辺氏によると、日本企業をM&Aするのに、1年前の実質2割引きであるにもかかわらず、そうした動きがはいという。チャンスなのに外国が日本企業をM&Aしようとしないということは初めて知った。日本の企業や産業技術について、どんどんと世界の進んだ国に遅れを取っているということは以前から言われてきた。「自動車を除いて電機海外に抜かれ、ITなどは米中に遅れをとっている」と渡辺氏が指摘する通りだ。

 日本の国力や将来性に対する経済の基礎的条件の弱さを、マーケットが見抜き、為替にも反映されているというが、そういうことだったのか。

 先日来政府日銀は2度にわたって為替介入をしたが、効果が現れていない。この点について渡辺氏は「一方向に為替が動くと皆が思っているときに、介入をしても、砂漠に水を撒くようなものだ」と手厳しい。

 為替市場は1日1千兆円取引があるということも初めて知った。そのうち円ドルだけでも125兆円。政府の外貨準備高が180兆円あるといっても、相場を維持するのは無理だと指摘する。

 政府・日銀が為替介入をしたときいったいどのくらいの資金があるのだろうと思ったことだが、これでよくわかった。

 渡辺氏は財務官の時一度も介入はしていないそうだ。「水準が行き過ぎていると皆が思っているときにやれば効果はあるが、ドル売り円買いの為替介入で円安を止めることは不可能だ」述べている。黒田日銀総裁とは真逆である。

 黒田氏は来年3月にはやめるそうだが、そのときまで為替はどのように動くのであろうか。160円、170円になるという専門家もいるが。

2022年10月29日 (土)

脳疲労ー羽鳥モーニングショーより

 10月21日の羽鳥モーニングショーで「日本人1000万人が陥る脳疲労」というのを取り上げていた。脳疲労とは「使いすぎた脳が機能低下を起こしている状態」だそうだ。日本人でヤク1000万人が陥っているという。

 次のチェック項目で毎日ある1項目以上、週2・3回ある3項目以上だと脳疲労の可能性があるというのだ。
脳疲労チェック項目として、次のことを挙げていた。

①夜中に目が覚めたり、用もないのに朝早く目覚めることがある。

②寝つきが悪い

③無理して食べる。

④便秘をすることがある。

⑤体を使わないのにへとへとで

⑥気持ちが沈んで暗い気持ちになることがある。

⑦希望がもてない。

⑧考えがまとまらない。

⑨イライラする。

⑩不安だと思うことがある。

⑪自分は価値がない人間だと思う。

 気温差が大きいとストレスになり、脳疲労が起きやすいという。気温によって脳のプログラムが違うので、この時期脳がプログラムを度々作り替える。それで脳疲労を起こすという。

 脳疲労になると、五感異常が起きる。視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚が鈍くなる。味覚が鈍くなると、甘いもの,辛いもの、脂っこいものを好む。

 味覚異常が進むと満腹中枢に異常が起き、食べても食べても満たされない→過食、その結果肥満や糖尿病などになる。

 また五感異常が続くと、生活習慣病、自律神経失調症、慢性疲労を引き起こす恐れがある。

 脳疲労になると、認知以上が起き、言葉が理解できない、被害妄想の様な思い込みが強くなる。

 認知異常が進むと、「思考力」「判断力」「集中力」「意欲」が低下。考えがまとまらない、物忘れが多くなる、うっかりミスが増える、イライラしやすくなる。

 認知異常が続くと「うつや認知症を引き起こす恐れも」

 多くの人はスマホを使っているが、スマホ依存が問題になっている。スマホ依存とはスマホに頼りっぱなしの生活になり、スマホが無ければ生活できない状態のこと。

 スマホ依存ではスマホの使い過ぎで情報過多となり、脳がゴミ屋敷状態になる。すると、脳へのストレスで神経細胞の活動が低下し、脳の血流が減少することで、脳の機能が鈍るのである。

 週末など休日は意識的にスマホを手放し、家族との時間や自然に触れる時間を作るようにする。

◎脳疲労の改善3原則

①健康に良いことでも嫌いであればしない。

②健康によくないことでも好きなことやめられないことならとりあえず続ける。

③健康に良くて好きなことを1つでもいいから始める。

 脳疲労研究の第一人者の九州大学名誉教授の藤野武彦氏は脳疲労の改善策として、MUSTを減らし五感を喜ばせることと言っている。

 好きなものを、見る・聞く・匂う・味わう・触れる→語感が喜ぶことをすれば脳の疲れが取れる。
例えば、

①見る→好きな絵画・景色など見ることに集中。

②聞く→目を閉じて好きな音楽に集中。

③匂う→アロマなどをたいて好きな匂いに集中。

④味わう→目を閉じて好きな料理の味に集中。

⑤触れる→温泉など入浴で温かい湯に包まれぬくもりに集中。 

 

2022年10月28日 (金)

東大式ガンを予防する方法を読んで

 スマートニュースを見ていたら、ガンにならないために東大病院のガン専門医中村恵一医師が実践「癌にならない習慣リスト」という記事があった。

 人は誰でも生まれた時からがん細胞を持っているといわれ、日本人の死亡原因の第一位は悪性腫瘍である。

 高齢になるとガンで死ぬ確率が高くなる。で近藤誠医師のように死ぬならガンがよいという人もいるが、できればガンにならずに死ねたらよいと思う。

 中川医師は病気にならないように日々の生活改善が大事だと説く。「がん家系」という言葉があるが、実際に遺伝が影響するのは5%だそうだ。がんの原因の多くは「生活習慣」とされているという。

 中村医師自身が膀胱がんに罹ったことがあり、その経験から日常のなかでがんを予防することの重要性を実感しているそうだ。

 国立がん研究センターがん情報サービスによると、日本人男性のがんの要因は喫煙が23.6%、飲酒が8.3%を占めている。

 私は喫煙をしたことがないが、喫煙が色々な病気によくないことはうるさく言われている。当然さまざまなガンとの関係も大きい。

 飲酒については、1日あたり純エタノール換算で23g(日本酒なら1合、ビールなら大瓶1本、ウイスキーならダブル1杯など)未満の人に比べて、46g以上で40%程度、69g以上で60%程度、がん罹患リスクが高まるという。

 私は若いときから酒が好きで、晩酌を続けて来た。ただ、この歳になって反省をし、飲酒量を1日日本酒180mlにした。それでも上の基準からいうと若干多い。

 中村医師も酒が好きで目安以上の量を飲んでいるそうだ。でも飲酒のリスクを下げる野菜や果物を、毎食欠かさず摂るようにしているそうだ。

 私は毎日2回の食事のときに、果物を必ず食べている。厚生労働省の勧めは1日250g以上の果物を食べることである。今朝は富有柿半分と小さなサンつがるを半分食べたが試しに計って見たら250gあった。2回食べると500g以上食べることになる。野菜も必ず食べている。

 がん予防につながる生活習慣で、1日2回以上の「歯みがき」が大事だという。歯磨きの大切さは他の人も言っており、虫歯や歯周病などは治さなければいけない。私ハーバード大学の研究は、歯周病は食道がんのリスクを43%上昇させると結論づけているという。また、愛知県がんセンター研究所の調査では、1日2回以上歯をみがく人は、1回の人に比べて口腔内や食道のがんに罹るリスクが3割近く低くなることが分かったそうだ。

 私は食後に歯を磨いて、歯間ブラシも使っているし、年に3回はのクリーニングをしてもらっている。

 その他に、高齢者は肉類などのたんぱく質を食べることが大事だという。NHKのトリセツショーでは「朝蛋」を勧めていた。

 意外なのはコーヒーを1日5杯以上飲む人は、肝臓がんのリスクが低下するとの研究があるそうで、中村医師もブラックで1日5杯は飲んでいるそうだ。宮城県の約3万9000人を対象にした調査でも、コーヒーを飲む人は口腔、咽頭、食道がんのリスクが5割程度低くなっているという。私は毎日1杯飲むだけである。

 

 

東大式「がんにならない習慣」リスト19

2022年10月27日 (木)

棘タラノ木の不思議な力

 昨日のブログで書いたタラノ木のことだが、この木はとても生命力のある木のようだ。

 河村さんは家の前に3本のタラノ木を植えてあったが、それを取り除いた跡にトマトを植えたそうだ。トマトは驚くようん成長をして屋根まで届くぐらい高くなり、実をたくさんつけたという。次の年はダメだろと思っていたが、次の年も大きく育ってみをつけたそうだ。近所の人たちも驚いていたという。

 またある人はタラノ木を煎じて余ったものを花にやったら立派な花がさいたという。

 河村さんは下の写真のように、二つの箱にコマツナの種を撒いた。そして一つの箱の方にはタラノ木を煎じた水をかけた。もう一方の箱には普通の水をかけた。するとタラノ木を煎じた水の方は写真のようにいっぱい芽が出た。

 これらのことをみても、タラノ木が何か特別の効力を秘めていることが推察される。タラノ木茶を飲んで末期ガンでもよくなったというのは納得できる話である。

 ちなみに河村さんは棘のあるタラノ木を仕入れて、それを人差し指ぐらいの大きさに切って、煎じやすくしたものを分けている。タラの木を30分ぐらい煎じるとビールのような色がつく。そのお茶を毎日湯のみに3杯以上飲むとよいそうだ。お茶なので副作用はなく、これまでに一度もそういう苦情は聞いたことがないという。3か月~6か月飲み続けると効果がでてくるそうだ。

 抗がん剤は大変な副作用があるが、副作用のない棘タラノ木のお茶でガンがよくなるというのだから、こんな嬉しい話はない。

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2022年10月26日 (水)

河村さんがタラノ木に託す夢

 知人の河村光恵さんは、自分の義母や夫や息子などが、棘のあるタラノ木を煎じてお茶として飲むことで、末期ガンから生還した経験をもとに、タラノ木をガンの人に勧めて50年以上になる。

 ガンを患っている人や医者が投げ出したガンの数多の人たちが、タラノ木茶で回復しているので、それをもとに「末期がんからの生還」という本にして2回出版した。

 その後河村さんは本を読みやすくするために自分でイラストを描き挿入した本も作った。また、英語や中国語に翻訳してもらい、中国語版はすでにできている。英語版は現在制作中である。狙いは世界の多くの人に知ってもらいたいということで彼女のライフワークとなっている。

 私はひょんなきっかけで河村さんを知り、パソコンやワードの使い方などを教えて援助してきた。昨日も英語版にイラストを入れる手伝いをしてきたところである。

 河村さんとタラノ木についてはずっと以前のブログで取り上げたことがあるが、久しぶりにまた取り上げた。

 彼女のもとには今や全国からタラノ木の注文があり、ガンがよくなったという報告が届いている。私も東京や四国などの知人などに紹介をした。

 タラノ木はその芽を食べることで誰でも知っているが、その木を煎じて飲むことでガンがよくなることは凄いことだ。タラノ木に何かの成分があり、それが免疫力を高めるのだと思うが、残念ながら薬効については未だに誰も研究していない。

 河村さんはタラノ木を仕入れて、細かく切って洗浄し、網の袋に入れて欲しい人に分けている。
 

 ※下の写真の左の本は2番目に出されたもの。真ん中はイラスト入り。右の本は実例を追加したもの。総合医療誌22年4月号には詳しく紹介されている。また11月号にも紹介されている。

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2022年10月25日 (火)

習王朝の始まり

 中国共産党大会が22日に閉幕した。新しい中央委員が決まり、習近平氏が68歳定年の慣例を破って続投が決まった。習近平氏の他に72歳の張又侠氏と69歳の王毅外相も定年を超えて残った。一方首相の李克強氏など習近平氏に目障りな幹部は外され、習氏に近い人たちで固められたという。習近平氏に権力が集中することになったのだ。

 憲法の条項も改められているので、習氏が5年だけでなくその後も続けられるとサンデーモーニングで言っていた。いうなれば「習近平王朝」が始まったということだと思う。

 北朝鮮は世襲なのでまさしく王朝と言えるが、中国は王朝にはあたらないかもしれないが、ロシアのプーチンの道を歩みだしたということだろう。

 独裁者としてこれから習氏がどのような方向に向かうのかは世界の注目するところだ。

 徹底したコロナ対策では国民の不満があるようだが、習氏は腐敗をなくすために力を入れて来たので国民の支持が厚いといわれる。また米国を抜いて中国を世界一の強国にするつもりでもあるようだ。

 日本や米国は新しい習近平独裁にどのように対応していくのかが問われることになる。

2022年10月24日 (月)

和歌山通信から「少年メッセージ2022 金賞」

 和歌山通信に仁科知事が素晴らしいと紹介したのが、10月16日海南市下津町の海南市民交流センターで行われた「子供・若者育成支援県民大会」で発表されて金賞獲得の「青少年の主張」である。

 知事は「すべて素晴らしかったのですが、 とりわけ園部暢也君の『あたたかな輪』という弁論は心に響き、 感涙を催しました。 今話題のヤングケアラー問題を自らの経験を用いて、 率直に述べたのが感動的でした。 これから彼は全国大会に進むのですが、 あんまり素晴らしいので以下に本人の了承を得て、 引用します。 是非お読みください。 」と書いている。
 
『少年メッセージ2022 金賞(最優秀賞)
タイトル「あたたかな輪」

和歌山県立桐蔭中学校 3年 園部 暢也   

 みなさんはヤングケアラーという言葉を聞いたことがあるだろうか。 近年、 このヤングケアラーと呼ばれる人が増加し、 大きな問題となっている。
 
 ヤングケアラーとは、 「家事や家族の世話、 介護、 感情面のサポートなどを行っている18歳未満の子ども」と、 定義されている。 ヤングケアラーは、 病気や障害のある家族の介護などで、 本来受けるべき教育を受けられなかったり、 人間関係の構築がうまくできなかったりすることが多い。 また、 進学や就職を断念する子どもも多く、 将来を大きく左右されてしまうこともあるそうだ。
 
 こう聞いても、 この問題を身近に感じる人はおそらく少ないだろう。 しかし、 昨年行われた厚生労働省の調査によると、 中学生で17人に1人が「世話をしている家族がいる」と回答しており、 これは僕の通う桐蔭中学校に14人も居る計算になる。
 
 僕も、 3年前母がくも膜下出血になってから、 介護とまではいかないが、 母の手助けをする機会が多くなった。 くも膜下出血になって母は著しく記憶力が低下してしまった。 また、 一時期は右半身が不随状態となり、 立ち上がることはおろか、 手助けなしでは歩けなかった。 だから、 母が助けを必要とする時、 僕はどんなに学校の勉強や塾の課題で忙しくても、 手助けをしなければいけなかった。 自分に余裕がない時や、 悲しくて、 辛い時でも母に助けを呼ばれる。 だから僕は、 つい怒ってしまった時もあった。 そんな時、 母は「ごめんね、 もう呼ばないようにするね。 」と言った。 僕は、 母にそう言わせてしまったことがとても悲しかった。 どうして、 大好きな母が自由を奪われなければいけないのか。 どうして、 愛情一杯自分を育ててくれた母を助けるという当たり前のことが、 辛く思えてしまうのか。 自分が情けなくて、 やるせない気持ちでいっぱいになった。 こうして毎日を繰り返し、 今まで友達と遊んでいた放課後も母を助けるために早めに帰るようになり、 友達付き合いは自然と減っていった。
 
 今は母もリハビリをして歩けるようになった。 しかし、 記憶力はまだ戻っておらず、 同じ事を3回聞かれることも少なくない。

 ただ、 僕の場合は、 母の症状が比較的軽く、 歩行の手助けなどが必要だった期間も1年ほどと短かったため、 こうして学校に通いながら元気に今を生きている。 しかし、 もっと深刻な状態であれば、 かなりの長期間家族のケアする必要があり、 その心労は計り知れない。

 では、 ヤングケアラーが生きやすい社会にするにはどうすればよいだろうか。 沢山考えたが、 僕は、 悩みを打ち明けられることが一番大切だと思う。 ただ、 自分がヤングケアラーだと気づいていない人もいる。 実際、 僕もそうだった。 この作文に取り組んだ時、 先生から、 自分がヤングケアラーに含まれると言われ、 初めて気づいたのだ。 これまでは、 「もっと大変な介護をしている人がいる」と思って、 自分はそうではないと思っていた。 だから、 知らず知らずに、 辛いことや悩みを隠していた。 どこかで「家族だから当たり前」と思っていた部分も多い。
 
 しかし、 こうして周りに悩みを打ち明けづらいことが問題を深刻化させている要因にも思う。 だから、 現在社会的にヤングケアラーに焦点があてられたことは大きな前進だ。 また、 公的な支援も増えていて、 実は和歌山県にも相談窓口が各市町村に存在している。 公的な支援をきちんと受けられたら、 負担も減るだろう。
 
 自分の悩みを打ち明けられる。 そのためには、 人間の、 あたたかな輪を広げることが必要だ。 それは、 ヤングケアラーのことを知って、 理解しようとすることも一つだ。 また、 身近な友だちの些細な変化に気付けたり、 心のSOSに寄り添えたりする思いやりの心が何よりも大切だ。
 
 僕は、 沢山の辛さをわかちあえる人間で在りたい。 それは、 周りを思いやることだけでなく、 自分の辛さを自分自身が気づけるようにすることでもある。 また、 しんどい時、 辛い時に、 周りに「助けて」といえるように。 自分の弱さを伝えられる強さを持ちたい。
 
 これは、 ヤングケアラー問題に限ったことではない。 様々な問題が顕在化した今、 全ての人が抱える弱さや辛さを分かち合える社会にしたいと、 強く思う。
 
 さあ、 あたたかな輪を広げよう。 僕と、 あなたから。

 

 

2022年10月23日 (日)

まだ来る不審メール

 10月14日と21日に、下記のような中国語の不審メールが届いた。
コミュファのサポートに電話をして着信拒否に設定した。ネットは世界につながっているので、中国からも来るのだが、どうして私のメルアドを知ったのだろうか。気味が悪い。

您好,

 我的名字是 LinkedIn 上的 Zobu Burcu,我想请您告知我们您销售的商品是否在葡萄牙可供我们的消费者购买。 如果你能完成工作,请接受我的邀请; 并立即告知我们您的业务条款的详细信息

 Zobu Burcu

 Global Buyer, Distributor/MD
 Greatway International Corp, Yangpu district, CHINA

 接受 Zobu Burcu 邀请

 立即报价

 

 なお、先だってブログに書いた不審なショートメールは届かなくなったが、久しぶりにショートメールが入った。 

 zmpa20bwc5e7e0bc92w8@docomo.jpのアドレスで、次のように書いてあった。次の日、同じ内容で

 xvfz36jwxk8fm3gii621@docomo.jpのアドレスで届いた。

 このまま一生後悔されますか。貴方の金運は今、最高潮にあります。
 人生で一番強いといって差し支えありません。

 だからこそたくさんのお金に関する話が舞い込んできているはずです。
なのに受けろれない。どうして?なぜ?そう思われていませんか?

 理由はあります。貴方がその素晴らしい金運を正しい方法で使えていないからです。たったそれだけの理由なんです。

 当サイトの先生がそれを見抜き、放っておけないと仰っています。これから先生のお言葉を聞き、溢れる金運を使いこなしてください。

 すぐに億万長者になれます。
  http//dite5・・・・
 

 これを見ると、これまで送りつけた約50通の「金が貰える」というメールに関連したものだということが分かる。相変わらずしつこく騙そうとしているのだ。

2022年10月22日 (土)

血圧について

 気になる血圧について、ネットで調べていたら、日本、EU、米国のガイドラインを比較したものがあった。

    各国主要ガイドラインの比較
  

          日 本2019      EU 2018 AHA        米国 2017
診断基準    ≧140/90mmHg    ≧140/90mmHg       ≧130/80mmHg

主要降圧目標  <130/80mmHg    <140/90mmHg       <130/80mmHg
       下限 有害事象注意 (<120/70mmHg)
高齢者降圧目標
       ≧75歳 <140/90mmHg ≧65歳 <140~150/90mmHg ≧65歳<130/ 
                                        80mmHg

◎POINT
● 日本,ヨーロッパ,米国でまったく統一性なし
● 米国で数十年ぶりに高血圧診断基準が130/80mmHg以上に変更
● ヨーロッパでは下げすぎ注意
 
 日本のガイドラインについて、厳しすぎるとか製薬会社を儲けさせるためのものだというコメントがネットなどに多く見られる。また血圧の値について一喜一憂するなという医師もいる。

 私が見てもらっていた循環器の医者は、厳しい見方をする人で、脳溢血になるとか心臓病になるなどと脅され、血液をサラサラにする薬とか降圧剤などを処方された。降圧剤については服用する方が危険だという説もあり、血液の薬もよくないと週刊誌などに書いてある。そういう訳で薬の服用はやめてしまった。

 私の様な米寿に近い高齢者は血圧が高いのが当たり前だというがその通りだと思う。老化により血管とか臓器が正常でなくなるのだから血圧も高くなるのだ。

 そうはいっても私は毎朝起きぬけに血圧の測定をしている。85歳ぐらいからは140前後90前後が多くなった。それで140~90mmHgを自分のめやすにしている。日によって違いがあるが、それ以下だとよかったと思う。

 とにかく薬は飲まない方がよいと思っている。ウオーキングを続けているし、食事にも気を付けている。

2022年10月21日 (金)

岸田首相が民事も含まれると訂正した件

 旧統一教会への対応をめぐって、岸田首相は18日の衆院予算委員会で、宗教法人の解散命令を裁判所に請求する際の要件に「民法の不法行為は入らない」としていたが、19日の参院予算委員会で、「民法の不法行為も入りうる」と訂正した。

 一日で法解釈を変更したことに立憲民主党は「朝令暮改だ」と難じた。

 この点に関して20日の羽鳥モーニングショーでは、過去の国会答弁(1956年6月3日)に福田繁文部省調査局長が、「この法令に違反して云々というような文言は何も宗教法人ばかりに限ったことではありませんで、他の一般のいろいろな法規に違反するという場合をさしているわけであります」と述べているという。

「法令」とは宗教法人法はもちろん、あらゆる法律、命令、条例などをさすそうだ。

 だから野党は朝令暮改などと揶揄せずに、すでにずっと昔からの例があるのだから、その点を追及すべきであったというのだ。

 旧統一教会の使用者責任を認めた民事判決について、20件以上30件もあるという。

 旧統一教会の不法行為について(民事裁判)、2012年には女性信者の献金について、元夫が凶弾相手に損害賠償を求める。→2016年1月13日、東京地裁が「組織的な不法行為として損害賠償責任を負うべき」として、3428万円の支払いを命じる判決をし、後に東京高裁で確定している。

 民事も含まれると今の時点で解散命令請求の要件を満たしているから、質問権という時間がかかる手続きは必要ないと全国霊感商法対策弁護士連絡会の阿部克臣弁護士は指摘しているそうだ。

 岸田首相は年内に質問権を行使するように準備していると言っているが、そんな悠長なことをせずとも、今すぐにで対応できるのだ。 

2022年10月20日 (木)

遅すぎた旧統一教会への政府調査

 岸田首相は17日の衆院予算委員会で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に対し、宗教法人法に基づく「報告徴収・質問権」を行使し、事実関係や実態の解明を目指す考えを明らかにし、永岡文部科学相に指示した。

 永岡文部科学相は「年内のできるだけ早いうちに権限が行使できるよう手続きを進めると述べた。

 旧統一教会は岸信介元首相によって日本に持ち込まれ、安倍慎太郎、安倍晋三元首相まで安倍一族が最も深い関係を持ち続けて来た。そして安倍派の議員たちも大きな影響を受けて統一教会と関係を持ってきた。

 霊感商法や信者の高額の寄付などで多くの被害者が出ている統一教会は、自民党の政治家との関係をもつことで、政治家が広告塔になりお墨付きを与え、信者だけでなく部外者の信頼を得るという巧妙な手口で生き延びて来た。これまでの間に数多の被害者を出したが放置されてきた。

 安倍元首相がビデオメッセージを寄せたことが、皮肉にも統一教会の諸悪だけでなく、自民党政治家との関係を暴露してしまった。もし安倍氏が暗殺されなければ全ては明るみに出なかったのだ。

 岸田首相はここに来てやっと統一教会に踏み込む姿勢を示したが、いかにも遅すぎた。1980年代に霊感商法や合同結婚式などで社会問題となったが、追及されることなく、その後もあくどいやり方と被害は続いていたのである。

 統一教会のやり方は宗教とは言えない。日本人の中から騙されやすい人を探して信者とし、巨額の献金をさせて集めた金を韓国に持っていたのである。そうしたやり方を結果として助けたのが安倍氏や細田氏の様な自民党の政治家である。

 岸田首相は安倍氏が亡くなったので調べようがないと言っているがとんでもないことである。徹底的に調べあげるべきである。また統一教会についても被害者を救うだけでなく、法人格を取り上げるまで追及すべきである。

2022年10月19日 (水)

下がった内閣支持率

 15日、16日に行われたANN(テレビ朝日)の世論調査で、岸田内閣の支持率は33.1%で、政権発足以来、最も低くなった。不支持は横ばいの40.9%で、先月に続いて支持を上回わった。

 しかし、時事通信が10月10~13日におこなった10月の世論調査で、岸田文雄内閣の支持率が27.4%となったし、毎日新聞の9月の世論調査で岸田内閣の支持率が29%であった。

 ANNの世論調査の結果は時事通信や毎日新聞の数字よりかなりよい。
 

 安倍元首相の国葬実施や統一教会への対応、物価高、コロナ対策、息子を首相秘書官にしたことなど、内閣支持率を下げた要因だと思うが、「聞く姿勢」を強調する岸田首相が言葉で言うだけで実行が伴っていないことも大きいと思う。英語ではhearとlistenがある。前者は何となく聞くことで後者は注意をして聞くことである。日本語でも「聞く」と「聴く」があり、「聴く」の方はラジオや音楽などを聴くときに使われるがやはり注意をして聞くことである。岸田首相は人の言うことをしっかりと心にとめて聞く事に欠けているようだ。

 臨時国会では予算委員会の審議が17日に始まった。懸案の問題に対してどのような対応をしていくのか、正念場である。次の世論調査で支持率が回復するくらいの真剣な対応が求められる。野党の方も支持率は芳しくない。国民が納得するようなしっかりした議論を進めて欲しい。

 

 

2022年10月18日 (火)

作り話で同情を買う新聞勧誘手口

 妻が家の前の道路を掃除していたら、読売新聞の勧誘員が来て新聞を取ってほしいと言ったそうだ。話を聞いていると、父は亡くなって、母親は病気で臥せっていると言い、北海道から出てきて新聞の勧誘をしているのだと同情を誘う身の上話をしたそうだ。真面目そうなよい青年なので妻はほだされて言われる通り、3か月間新聞を取ると契約をした。
 

 それを聞いた私は、我が家では昔から朝日新聞をとっているので必要ないと言ったのだが、妻は可哀そうだから3か月間取ると言った。
 

 私は販売所に電話をしたがつながらないので販売所まで行った。所長に会って同情を誘って勧誘をするなと話した。電話がつながらなかったのは販売所のミスだと言ったが、わざとつながらないようにしているのかもしれないと思った。
 次の日新聞勧誘のことを娘と婿に話したら、そういう手口は東京でも問題になっていると言った。そしてクーリングオフで取らなくてもいいように話をつけると言った。
 

 婿が読売新聞の販売所に電話をすると所長がでて応対をした。所長は「商品券を渡してあるからそれを返してもらわないとクーリングオフできない」と言ったという。妻は商品券など貰っていないと言った。貰ったのはポッケッとティッシュを2つだけだと言った。
 

 婿が商品券など貰っていないと問い詰めると、所長は商品券はウソだと認めたそうだ。結局渡していないので商品券が無いからクーリングオフができないと思い込ませる手口のようであった。
 

 婿は警察にいきさつを話し、取り締まるように要請をした。警察は消費生活センターにも伝えるようにといったそうで、消費生活センターにも電話で伝えたという。
 

 娘が消費生活センターのHPを見るようにいったのでネットで調べたら、新聞勧誘のあくどい手口やしつこいやり方が色々とあった。
 

 我が家の場合はそれが「同情をかう」というやり方であったのだ。所長は同情をかう話も本当の話しではないと認めたそうだ。
オレオレ詐欺ではないが、高齢者を騙す詐欺の一つどいえよう。油断もすきもない世の中だ。

2022年10月17日 (月)

暑さがぶり返した日

 暑かった夏から一気に気温が下がりそのまま秋が続くと思っていたら、14日頃からまた暑さが戻って来た。14日の天気予報では、15日の土曜日も暑くなるから半袖がお勧めと言っていたが、私は長袖シャツでボランティアに出かけた。でも、暑いので両袖をまくり上げた。

 次の16日日曜日も18度近くまで気温が上がると予想されたので、この日は半袖シャツにした。やはり暑い日で、午後には室温が27.8度になったのでエアコンをつけた。

 NHK気象予報士の南さんは、「1雨1度」という言葉を解説していた。雨が降ると温度が下がっていくというのである。次に雨が予想されているのは17日月曜日なので、そのあと気温が下がっていくのだろうか。ネットで見る予報では気温が下がると言っていた。

 この朝もウオーキングは半ズボンで出かけたが長ズボンに替えるのはいつからにしようか迷っている。

 ところでウオーキングで15日から金木犀の花の香りが所々で漂っていた。暑さがぶりかえしても時期が来たので金木犀が咲いたのであろうか。東京の娘は東京で金木犀が咲いたのは半月ぐらい前だと言っていた。名古屋は何故か遅いようだ。でも、金木犀の香りは大好きなので嬉しい。

2022年10月16日 (日)

国連総会決議が採択されたが

 ロシアはウクライナ東部・南部の4州の占領地域で、住民投票なるものを実施し、90数%の賛成でロシアへの一方的な併合を宣言した。

 これに対し国際連合は12日、総会を開き、ロシアによる4州併合を「違法で無効」と非難する決議を、143か国の賛成で採択した。

 反対はロシア、ベラルーシ、北朝鮮、ニカラグア、シリアの5カ国であった。中国やインドなど35カ国は棄権であった。他に投票をしなかった国が10カ国もあったという。

 ロシアの勝手なやり方は誰が見ても不法なものであるが、それでも反対が5カ国,棄権が35カ国もあったというのは解せない。

 9月30日に安全保障理事会で提案されたロシアへの非難決議案は、当事国ロシアの拒否権によって廃案になった。安全保障理事会の非民主的な拒否権がある限り、安全保障理事会は有名無実である。存在しないのと同じである。残された手段としての国連総会での決議であったが、残念ながら法的拘束力をもたない。ただ、国際社会でのロシアの孤立を際立たせ、一定のある力を掛ける効果が見込まれるだけだ。

 せめて180か国以上の賛成でロシアを追い詰めて欲しかったがそうはならなかったのが悔しい。

 併合宣言と共にロシアは30万人の動員令を出した。しかし、動員から逃れようとする男性市民が続出しているという。ロシア国民もこの戦争がプーチンの戦争であると気がつき始めたに違いない。

 クリミヤ半島とロシアを結ぶ19kmもの長大橋の一部が何者かに爆破されて崩落した。プーチンはウクライナの仕業だとして、報復と称してウクライナの首都キーウなど多くの都市を無差別にミサイル攻撃し、住宅や公共施設などを破壊し、多くの市民の死傷者が出た。

 ウクライナへの侵攻そのものが絶対にあってはならないっことなのだ。国際社会はロシアに対して有効な手段を持たないのが残念でならない。

2022年10月15日 (土)

園児降車時の点呼義務化

 保育園児送迎バスで車内に取り残された園児が死亡するという事故が続いたのを受けて、政府は降車時の点呼を来春から義務付けることやバスへの安全装置の設置を義務づける緊急対策をまとめた。送迎バスを運行するための安全マニュアルも初めて作り、多重的に安全を確保するという。

 違反した場合は、業務停止命令などの対象となり、命令違反には罰則も設けるという。

 遅きに失した感はあるが、この前も書いたように、安全確認はマニュアルがあろうとなかろうと絶対やるべきことである。
テレビで園児に運転席のクラクションを鳴らすことを指導している映像を何度か見たがとんでもないことだ。

 大事なことは職員による点検である。付き添いの職員または運転手が、園児がみんな降りたかどうかを確認するのがそんなに大変なことなのだろうか。送迎の車はたいして大きくはない。後部座席まで行って残っている園児がいるか確認するのは容易だと思うのだ。そういう基本の基を怠るから事故が起きたのだ。

 事故を起こした牧之原市の認定保育園の送迎バスは、窓にまで装飾が施されて中が見えない状態であった。その画像を見たとき驚いた。窓を塞いでしまっては外からだけでなく、中の園児たちも外の景色を見られないではないか。

 政府によって罰則のある厳しい規定が作られなければ安全確保ができないというのは何とも情けない話である。保育者の資格なしだ。

2022年10月14日 (金)

不審な詐欺ショートメールが続く

 ブログで取り上げた不審詐欺ショートメール、「Please Check (^O^)http//SUPER.BOSS ATTRACTIVE.com/lkn5c/d4e01d4958 au by kddi」はzyulf8u@3のメールアドレスが7日に来たのを最後に途絶えた。

 でも、その次の日8日に、zlae@gmail.comのアドレスで〈通達〉特例により臨時補助金支給が決定が入った。内容は以前のと全く一緒である。

 8日には他に、ni8u29ewfan@dokomo.ne.jpで、ご注文の商品を発送いたしました。ご利用いただき有難うございます。本日、商品を発送し、ご注文が完了したことをおしらせいたします。http://sdqlydqj63q9b.ncag-z369.com/aka90iwigaという、全く身に覚えのないメールが届いた。商品なるものは何も届いていない。

 8日に「臨時補助の支払い」という以前しつこく来たメールがアドレスを変えてrogerbartlet@gmail.comからきた。

 8日にはさらに、nidcbpiat3un1mkg4dt6@...のアドレスで「見逃すと絶対後悔されます。貴方の金運は今、最高潮にあります。人生で一番強いといってさしつかえありません。だからこそたくさんのお金に関する話が舞い込んできているはずです。なのに受け取れない。どうして?なぜ?そうおもわれていませんか?

 理由はあります。貴方がその素晴らしい金運を正しい方法で使えていないからです。たったそれだけのりゆうなんです。当サイトの先生がそれを見抜き、放っておけないとおっしゃっています。こちらの先生のお事bを聞き、あふれ出る金運を使いこなしてください。

 すぐに億万長者になれます。
 http://4ncwgrw8oyvlr.3ps9j-7pd.com/c2j96l/00ru

 このメールを見ると、これまで送られてきたメールは全て同じところからだと思われる。止めの一発かも知れない。桑原、桑原!

2022年10月13日 (木)

枕は人類とともにあった?

 Yahooニュースを見ていたら、「『枕』ができたのは、人類が2本足で歩くようになったから?」という記事があった。それによると、枕は、はるか昔から使われていたと考えられているというのだ。一般的に、人類が進化して2本足で歩くようになったころには、既にあったとされているという。一体どんなものを枕にしていたのだろう。

 枕が使われるようになった訳は、直立歩行をするようになったことで、重い頭を支えるために背骨の形が「S字」になっていった。そして、頭を支える首の骨「頚椎」も前傾姿勢になた。その姿勢のまま仰向けになると、頭と床の間に隙間ができてしまる。そこで隙間を埋めるために、「頭の下に何かを置くと気持ちよく休めるのではないか」と考え、枕を使う習慣ができたと言われているという。

 そんな昔からあったなんて驚きである。いったい人類の誰が始めたのだろう。どのように広がったのだろうと思う。

 私の祖母は高い箱枕を首のところに充てて寝ていた。すごく高いので寝にくいのではないかと思うのだが祖母は終生その枕であった。

 浮世絵を見ると江戸時代の女性は箱枕であったが、明治になっても女性は丸髷などの大きな髪型をしていたので箱枕は必然的に有用であったのだと思う。

 私は子どものときから高めの枕が好きで、母に頼んで大きな枕を作ってもらっていた。40代頃までは高い枕を使っていたが、あるとき背がまがるのは高い枕で寝るからではないかと思い低い枕に変えた。今は市販のよく眠れると謳っている幅広の枕にしている。

 新聞などの広告を見ていると、枕の宣伝をよく見る。ぐっすりと眠れて目覚めがよいというのが宣伝文句である。一体どの枕がよいのか試してみないとわからない。

 人間は枕を使うが、サルたちは使わない。直立歩行でないからだろうか。

 

 

 

2022年10月12日 (水)

鉄道開業150周年 汽車の思い出

 10月14日は日本の鉄道が新橋と横浜の間で開業してから150年になる。「汽笛一声新橋を はや我汽車は離れたり 愛宕の山に入り残る 月を旅路の友として」で始まる鉄道唱歌は子どものころ自然に覚えた。ただ、この歌が334番まであるのは今知ったことである。歌っていたのはせいぜい10番ぐらいまでであった。

 子どもの頃は鉄道と言えば汽車であった。南紀の新宮に住んでいたので新宮駅から大阪の天王寺までと三重県の木の本町まで鉄道があった。動力は勿論蒸気機関車であった。新宮駅は紀勢線の事実上の終点であったので操車場もあった。駅に行くといつでも蒸気機関車が煙を吐いているのを見ることができた。

 中学生になると夏には毎日のように海水浴に行ったが、隣の駅の三輪崎とか4つ先の宇久井まで汽車で行った。その頃は蒸気機関車が引っ張る汽車しかなかった。気動車はなかったと思う。

 汽車に乗ると窓を開けておくと煙が入ってきて煤が目に入ることがあった。大阪までは10時間ぐらいかかったと思うのだが、それだけ長時間乗ると顔が煤で黒くなった。

 戦時中は和歌山に近い下津だったと思うが、そこを通るときは窓にブラインドを下すことになっていた。何でも要塞があるということであった。

 汽車の時代でよかったのは、座席が向かい合いの4人席になっていたので見知らぬ人と知り合いになることであった。

 大学に入ったとき、名古屋から東海道線で新宮に帰る時、自転車を製造会社の社長と一緒になり、話をしているうちに自転車が欲しければいつでも来なさいと言ってくれた。それで名古屋に戻ると自転車を買いに行った。時価よりも安く買えたのを覚えている。その自転車は大事な交通手段となった。

 同じ席で知り合うと食べ物をもらうとか情報がえられるとかいろいろいいことがあった。あの頃の汽車の旅は本当に良かったと思う。

「汽車 汽車シュッポシュッポ シュッポシュッポシュポポ 僕らを乗せてシュッポシュッポ シュッポポ スピード スピード窓の外 畑もとぶとぶ 家もとぶ 走れ 走れ 走れ 鉄橋だ 鉄橋だ たのしいな」と童謡の汽車ポッポにも歌われているように子どもたちも大好きであった。

 石炭を燃やして走る上記機関車は重量感があったが、今では電車にとってかわられた。公害をまき散らすということで存続できなくなったのだろう。

2022年10月11日 (火)

正当な理由なくして登院しない議員は資格はく奪すべし

 この前の参院選挙でNHK党から比例区で当選した通称ガーシー(東谷義和)議員は、相変わらずアラブ首長国連邦(UAE)に滞在し、臨時国会が始まったが欠席している。今後も出席しないことをNHK党の浜田聡参議院議員が5日、参議院運営委員会の石井委員長に文書で伝えたという。

 ガーシー議員は国会を無視してUAEに滞在して何をしているのだろう?なんのために参議院議員選挙に立候補したのだろう。NHK党が政党要件を得るための数合わせなのか。

 国会議員の給与(歳費)は法律で額が決まっていて、衆院議員、参院議員とも月129万4000円で同額。期末手当もあり、6月と12月に各約314万円。合わせて年2180万円が支払われる。これとは別に、政治活動を支える経費として文書通信交通滞在費が月100万円あり、使い道を明らかにする義務はなく、領収書も不要。さらに新幹線のグリーン車に乗れるJR無料パスも支給される。

 また、秘書の給与も3人分を国が負担。選挙区が東京以外の議員は都心に宿舎が用意され、寝泊まり可能で、仕事や打ち合わせ用の執務室として、国会議事堂そばに議員会館もある。至れり尽くせりの特権なのだ。

 登院しないガーシー議員にはこれらの特権はどこまで認められるのだろうか。登院して議員としての責務を果たさないのだから、無給にすべきだし、それ以上に議員資格をはく奪すべきである。

 国会法第124条には、《議員が正当な理由がなくて召集日から七日以内に召集に応じないため、又は正当な理由がなくて会議又は委員会に欠席したため、(略)故なく出席しない者は、議長が、これを懲罰委員会に付する。》と規定されている。

参議院はガーシー議員を懲罰委員会にかけて議員をやめさせるべきである。

 

2022年10月10日 (月)

和歌山通信より、新型コロナウイルス対策92号―その②

 また9月8日、 もう一つの決定が行われました。 それは入院期間、 隔離期間の短縮です。 それまでは、 症状のある人は発症から10日間、 無症状の人は検査をした日から7日間の隔離(療養)期間が課されていました。 政府はこれをそれぞれ7日と5日(検査陰性の場合)に短縮しました。


 確かに今回の第7波のオミクロン株BA.5はものすごくうつりやすい一方、 重症化する人はかなり少ないということがわかっているので、 不必要に長く行動の自由を制約することは正しくないし、 病床数が不足する中で入院者の回転率を上げようという気持ちもわかります。

しかし、 和歌山県で観測をしている限り、 10日の療養期間が過ぎて退院した人でぶり返してまた病院へ舞い戻った人もいるものですから、 大丈夫かなあという心配があります。 また、 療養期間が過ぎた人の中にはまだ人にうつす可能性のあるウイルスを体内に持っている人がかなりいることがわかっており、 厚生労働省のデータでは発症後8日目でも16%もいるということになっていますから、 このような人が療養期間が終わったとして自由に活動すると、 他の人にうつす可能性が高まることが懸念されます。

 

 これらの点について、 和歌山県は懸念を持っておりましたが、 政府の決定は絶対です。 何故ならば、 和歌山県で保健医療行政として行っている措置の権限は感染症法で与えられているわけです。 隔離とか入院の措置とかは人が嫌がることを強制しないといけません。 そういう強制の権限は法律によって付与されていなければ行使することはできません。

 その権限付与の法律である感染症法の有権解釈権は政府にあるわけですから、 それに反することを県独自でやろうとすると違法ということになります。 例えば、 療養期間を超えても退院をしてはいけない、 外出は禁止だ、 家から出るなということを強制することは一種の監禁罪にあたるでしょうか。 したがって政府の決定通りしないといけないのですが、 以上のようなリスクがあるので心配は心配です。

 その際、 私が一番怒ったのは、 政府の分科会の尾身茂会長が、 政府の決定があった9月8日にTVで会見をして、 「この措置にはリスクがあります。 リスクがないかと言われたらあります。 だから政府はリスクがあるということを国民に十分周知されたい。 」と言ったことです。

 私がその時思ったのは、 「リスクがあるというのなら、 そのリスクをどうすれば極小化できるかを考えて、 政府に実行させるようにするのが、 専門家の役割ではないか。 それを政府の決定に反対もしないで、 リスクがあるからそれを国民に言えと政府に言うだけというのは、 いったい自らの立場をなんと心得ているのか。 」ということであります。 だから私は大変怒っていました。

 

 しかし怒っているだけで、 和歌山県民の命のリスクを放置したら、 私たち和歌山県庁も同罪です。 しかし、 それではいけないので、 和歌山県は、 政府の決定内容は法律事項だから従うとして、 その上で次のように考え、 9月26日から実行しています。

 

 まず全数把握が廃止されますので、 陽性者のうち、 従来通り、 保健所に報告されるのは、 高齢者や病気の方など重症化リスクの高い方に限られます。 残りの方々は医療機関を受診して陽性となった場合、 新たに設けられる陽性者登録センターに登録するか、 陽性を自主検査などで認識した人が自ら同センターに登録することになります。

 しかし、 その陽性者登録センターに登録された人もいつ症状が悪化するかわかりません。 その時でも、 若くて健常な人は高熱が二日ぐらい続くだけで軽快するのですが、 中にはリスクの高そうな人もいて、 そういう人が悪化すると重症化して命の危険が生じる可能性があります。 したがって陽性者登録センターはそういうリスクのある人の情報はあらかじめ保健所と共有しておきます。

 そして、 病状が悪化して、 どうしようということになった時、 そういうリスクがある人から、 リスクの程度に応じて保健所がトリアージをして、 入院調整をするという方法を採用したのです。 ややこしいのは病院に救急搬送をされた人が新型コロナ陽性であるということが発見された時です。 この時の操作は複雑ですので図を見てください。

https://www.pref.wakayama.lg.jp/chiji/message/20221003_2_d/fil/message20021003_01.pdf

 

 次に療養期間の短縮ですが、 その対象者の一部にウイルスがまだ残っていて人にうつす確率が高い人がいることは前に述べたとおりですが、 オミクロンBA.5がこうも流行っていては、 そういう潜在的感染者予備軍が世間にいっぱいいるということでしょうから、 陽性が顕在化した人の療養期間だけを全部について延ばすということはやりすぎでしょう。

 しかも、 もしその対象者が病院の関係者だったり、 高齢者福祉施設等の従業員だったりしたら、 彼らの出勤によりそれら施設に新型コロナが引き入れられ、 そこにいる高齢者や、 病人にうつった時のリスクはとても深刻です。

 したがって、 これは法律に基づく命令ではありませんが、 そういう施設に新型コロナが入り込まないよう、 対象者は従来通りの期間が経過しないうちはそういう施設に立ち入らないよう、 従業員たる対象者とその使用者である施設側の双方にお願いをすることにしました。 これで高齢者や体の弱い人の安全はかなり守れると思います。

 これらの和歌山県の対応とお願いは、 図示すると次の通りです。

https://www.pref.wakayama.lg.jp/chiji/message/20221003_2_d/fil/message20021003_02.pdf

 和歌山県は、 県民に対して尾身さんと同じでいいわけがありません。 県民の命は実際の行動、 工夫によって守らなければなりません。 したがって政府の決定に伴って生じるリスクを避けるため以上の工夫をして県民の命を守ることにしました。

 

和歌山県知事 仁坂 吉伸

2022年10月 9日 (日)

和歌山通信より、新型コロナウイルス対策92号―その①

 創意ある優れたオミクロン対策を講じている和歌山県のオミクロン対策92号を2回に分けて紹介する。

 

 令和4年9月8日、 岸田総理がコロナ対策のうち保健医療行政に関する制度改正を発表し、 新制度は9月26日から施行されることになりました。 それ以前、 全国知事会の要請を受けて、 8月24日、 岸田総理が、 それぞれの県の方針で、 コロナ患者のいわゆる全数把握を廃止して、 高齢者や病気のある人など重症化リスクの高い陽性者のみを報告の対象とし、 残りは保健所などの公的機関への報告をしなくてもよろしい、 としてもよいという決定をされてから、 今回の決定はその続きということになります。 今回は都道府県の任意ではなく、 全国一律にそうするということなのです。

 そもそも、 これは何じゃということを理解している人は少ないと思われますので、 制度の背景から説明しますと、 以下の通りです。 まず、 コロナは感染症法の新型インフルエンザ等感染症の2類相当ということになっていまして、 コロナの陽性を確認した医療機関は保健所などに必ず報告をしなければならないと定められています。

 その報告は、 厚労省の作ったHER-SYSというシステムへ入力を要しますが、 この入力事項がやたら細かく、 入力は原則的に医療機関など陽性を発見した者が行わなければならないので、 これは大変な負担になっていると言われていました。 医療機関は患者の命を守ることが本務なのに、 こんな報告に多大の時間を要していては本務に力が割けないではないかということです。

 しかし、 考えてみたら、 そもそも入力の項目が多すぎるのをまず簡単にしたらいいのにと誰でも思うことを最近までやってこなかったし(6/30簡素化)、 入力を現場の医師にやれと命ずる代わりに、 医師の労力軽減のために誰か別の人ないし組織がこれを肩代わりしてやれば済むことではないかと考えるのが当然の流れであると思います。

 そういう工夫をしないで、 大変だ大変だと特に感染症法の元締めである国や県が騒ぐのは、 そもそもそういう人たちの職務怠慢か想像力の欠如だと私は思います。 現に和歌山県では全数把握のおかげで大変だ、 不都合が起こっているぞという声はありませんでした。

 何故ならば、 さっさと県が工夫して、 保健所に生のデータを出してもらえば、 面倒な入力は保健所で肩代わりします、 それも保健所の職員が疲弊しないように保健所業務支援センターという組織を位置付けて、 入力は専門業者が行っているので、 問題は生じていませんでした。

 むしろ問題は、 全数把握の廃止を無理にやると、 クリニックなどコロナ対策に協力してくれている人々に迷惑がかかり、 新型コロナ患者の入院を受け入れている病院の入院調整がしにくくなってしまうという問題が生じることなのです。

 何故ならば、 新型コロナの陽性患者を発見してくれたクリニックは、 それまでは保健所に報告しておけば、 その後のその人のケアは保健所が行ってくれていたのに対し、 保健所に届け出ないこととなって、 その患者さんが診察時は軽症であったので自宅療養をしていたらその後悪化したとき、 その人を入院させるかどうかを判断し、 入院の手配をしないといけないことになりますが、 全体を見ていないクリニックの先生方がそんな責任を負わされたってできるわけがないということになるからです。

 入院調整は大変です。 病床には限りがある上に、 特にICU、 HCUなど命の危ない重症者の命を守るための病床は特に限られており、 誰を入院させるかのトリアージは本当に難しいからです。 感染症法がなく、 保健所のないヨーロッパなどで、 新型コロナの初期のころ、 入院調整がうまくいかなくなって死ぬ人が続出したことを、 その映像とともに覚えておられる人がいるでしょう。

 和歌山県の保健医療行政はこの困難な仕事を全部引き受けて、 何とかやりくりをしてきたのですが、 それが保健当局に情報が入らないとできなくなるということが、 お分かりになることと思います。

 したがって、 和歌山県は8月24日時点の任意の時は、 全数把握を続けるという立場を維持しました。 あれだけ全国知事会で多くの知事が全数把握の廃止を叫んだのに、 政府の決定があった時直ちに全数把握をやめると決断したのは、 全国知事会の意見を集約して政府と渡り合った鳥取県はじめ4県にすぎません。 (後で少し増加)

 あれだけ皆で主張して平井会長に全数把握廃止の代弁の労を取らせた多くの県はどうなっているのかと私は思いました。(鳥取県は、 和歌山県のように、 全数把握でも何ら不都合なく日常的な業務を果たしていたのですが、 全国知事会を代表して全数把握廃止を政府に要求した手前、 自らが全数把握をやめないと示しがつかないと、 廃止に踏み切ったのは気の毒でした。 )

 このように多くの県は自らの意思で全数把握を続けていたのです。 しかし、 どういうわけか9月8日に岸田総理が下した決定は全国一律の全数把握(全数届出)の見直しでした。
 

 いつも情報をいただいている東京大学名誉教授の黒木登志夫先生は「総数把握は疾病対策の基本。 総数把握が医療逼迫の原因のような乱暴な議論が専門家会議と政府から出てくること自体が驚きで、 総数把握が困難なら、 その原因を探り、 改善することが専門家の責任である。 簡略化とデジタル化で問題は改善される。 」と言われ、 また「総数把握をやめた5つの県では実効再生産数も年齢別感染者数も出せない状況になっている。 」と指摘しておられます。 

2022年10月 8日 (土)

フィルタをしても届くしつこい不審メール

 9月30日のブログで「しつこい不審メールと着信拒否の仕方」というのを書いた。その後も同じ不審ショートメールが毎日届く。

 キャリアのUQモバイルのサポートに2度電話をして、この前のブログに書いた「着信拒否」以外に、二つのフィルターを設定した。そしてUQモバイルがそれ以外のメール文面のコトバによる拒否の仕方がないかAppleのサポートに聞いて欲しいと言ったのでAppleのサポートにも電話をした。

 Appleのサポートの話しでは、UQモバイルで設定をした着信拒否と2つのフィルタ以外には対策はないと言った。
不審の詐欺ショートメールは真夜中に1通、早朝に1通入る。全く同じ内容である。おそらく外国から発信されているのだろう。

 Appleに確認したことと相変わらず不審ショートメールが毎日来ることを伝えるためにUQモバイルのサポートに電話をした。こういう類の不審メールはコンピュータを使って何千、何万と発信しているので鼬ごっこだと言った。私一人だけをしつこく狙っている訳はないのでおそらく同様の不審メールは日本中のスマホにばらまかれているのではないかと思う。

 私のスマホはキャリアがUQモバイルなのでチェックして欲しいというURLの最後は「au by kddi」となっている。5日の朝来たのはnfgt7u@xd3qeと目kf5pp@ℊ3bというアドレスだが、「Please Check((^O^)/http://SUPER BOSS-ATTRACTIVE.coM/lkn5c/061d84e566 au by kddi

 内容はそれぞれ「機密費からの臨時補助金受取対象者となりました」「手続き不要で臨時補助金のお支払いを行います」で、コロナによる臨時補助金を思わせるものである。

 ところでこの手の不審詐欺ショートメールが入らないようにする対策は上に書いた3つしかなく、効果が出るまではしばらく時間がかかるということであった。

 フィルタには「全てのメッセージ」と「不審な差出人」というところに入って来るが、着信拒否をしなければならないので手間がかかるしうっとうしい。

2022年10月 7日 (金)

25年問題

 25年問題という言葉をよく聞く。2025年には第一次ベビーブームで生まれたいわゆる「団塊の世代」が75歳を迎え、後期高齢者になるのだ。団塊の世代は600万人以上といわれ、国民の5人に1人が後期高齢者になるという今までに経験したことがない時代になるのである。

 私が生まれたのは1935年だが、その年に行われた国勢調査によると、平均寿命は男性が46.92歳、女性が49.63歳であった。日中戦争があり、そのために亡くなった人が多かったのも影響しているかも知れないが、人生50年にも届かなかったのだ。

 戦後の1947年には平均寿命は男性50.06歳、女性53.96歳となり、人生50年となった。私が大学生の頃はまだ人生50年と言われていて、父は50歳で定年を迎えた。

それから75年、今や100歳以上の高齢者が9万人超いる時代になった。長生きもいいが医療費の問題とか社会保障の問題などが困ったことになっている。

 75歳以上多くの人の医療費負担が2割になったのも、年金が減らされるのも25年問題が背景にあるとは思うのだが、税金の使い方を与野党でしっかりと研究して、大多数の国民の生活が脅かされないような施策を進めてほしい。

 日本人の寿命が延びたのは戦後の窮乏から脱して栄養状態が改善されたことから始まったと思う。私が中学、高校の頃は栄養ということがしきりに言われたのを思い出す。私は中保健所に栄養の相談に行ったことがあった。

 経済の発展と共に食べ物が豊富になり、栄養状態は問題ではなくなり、今度は過食が問題になったぐらいだ。

その他に医療の進歩発展が大きく寄与していると思う。結核などの難病や赤痢、疫痢などの消化器病も克服された。子どもの頃は家の前の道を黒い布で覆われた大八車で疫痢患者などが山の隔離病棟に運ばれて行くのを見ていた。結核患者も多く私たちはBCG接種をしていた。また、幼児の死亡率低下もある。

 2025年まではあと3年である。3年ぐらいはあっという間に来るだろう。どんな世界が待っているのであろうか。長生きしてよかったと言えることを望んでいる。

 

2022年10月 6日 (木)

北朝鮮のミサイル発射

 14日「NHKおはようにっぽん」を見ていたら、突如画面が変わり、アラート画面になって、「国民保護に関する情報」と表示され、アナウンサーが「ミサイル発射。北朝鮮からミサイルが発射されたものとみられます。建物の中、又は地下に避難してください」と繰り返した。、対象地域は「北海道 大島町 利島村 新島村 神津島村 三宅村 御蔵島村 八丈村 青ヶ島村 小笠原村」となっていた。

 先日北朝鮮がミサイルを発射したときは、このようなことはなかったので、やり方が変わったのだと思っていた。ずっと見続けていたら、対象地域から北海道が消え青森県に変わった。Jアラートは日本に向けてミサイルが発射されたとき出るようだとわかった。

 その後ミサイルが日本をまたいで飛び、太平洋に落下した模様と伝えた。このJアラートは民放各局でも一斉にながされたようで、8時に羽鳥モーニングショーをつけたらまだミサイル発射をやっていた。

 7時半にBSプレミアムで連続テレビ小説「舞い上がれ」を録画してあったのだが、それも中止になり、ニュースが録画されていた。

 北朝鮮のミサイル発射で日本のテレビ局は大変な迷惑を蒙ったがそれはともかく、北朝鮮は今年になって22回もミサイルを発射したとか。米国の下院議長の台湾訪問以来、米副大統領が韓国に行ったり、米韓合同軍事演習が行われたりしているからか発射回数が増えた。

 また今回のように日本の上空を侵犯して飛ばすというのはもってのほかである。間違って日本に落ちたらと思うとぞっとする。国際法でこのような実験は禁じられていると思うのだがどうだろう。

 ミサイルは毎回日本海とか太平洋に落下するが、船や飛行機への被害も懸念される。これまでの所そうした被害は起きていないが、今後の保証はない。

 北朝鮮は経済的によくなくて、国民は貧困にあえいでいる人が多いと聞く。それにもかかわらず大金をミサイル開発に注ぎ、何かあると挑発的にミサイルを発射している。そのミサイルは海に落ちても屑となるだけだ。いったい一基のミサイルに幾らかかるのか知らないが、大変なロスであることは間違いない。もしその金を凍区民の生活のために使えばどれほど有意義であろうかと思う。

ロシアのウクライナ侵攻といい、北朝鮮のミサイル発射といい、独裁者の一存で国民に犠牲を強い、国際社会に脅威をもたらしたり、ロシアの場合は世界の経済を混乱させている。いつも思うのだが、戦争に使う金を平和な生活のために使えば、どれほど皆が幸せになることか。

 今回の発射を受けて自民党内には迎撃能力の強化が叫ばれているという。ただでさえ防衛力強化ということで防衛予算場大幅に増額されるが情けないことだ。

2022年10月 5日 (水)

政治の秋、岸田政権に望むこと

 反対の多かった国葬が終って岸田政権は政治の季節を迎える。岸田首相は29日の記者団の取材で「様々なご意見、ご批判を真摯に受け止める。改めて気持ちを引き締め、山積する課題に対応するため各種の政策を進めてまいります」「今回の国葬儀の実施について検証を行うこととする」と語った。
 

 3日に臨時国会が始まった。統一教会とかかわった細田衆議院議長はそのままでよいのか。問題が多いと言われる細田議長は解任すべきであろう。統一教会問題は安倍元首相のかかわりについては本人が亡くなっているので調べようがないと言っているがとんでもない話だ。周囲の人たちに聞けばわかることである。
 

 国葬についてもしっかりと検証をして国会に乗せることが大事だ。
 

 予算編成では防衛費の大幅増をしようとしているが、国民は物価高、医療費の負担増、年金の減少などで苦しんでいる。防衛費の増額をしている場合ではない。
 

 原発の新増設や建替えも行うようだが、ロシアのせいで世界的に化石燃料不足とはいえ、これからは再生可能エネルギーの開発に力を入れるべきだ。
 

 安倍元首相が亡くなったことで森友・加計学園問題や桜を見る会問題をうやむやに幕引きすべきではない。
 

 岸田政権にとって黄金の3年間と言われるが、国会での絶対多数の上で胡坐をかいて安倍政権、菅政権以来のやりたい放題を継承してもらっては困る。国会で野党とそれこそ真摯に向き合い、議論を重ねて行くことが必須である。
 

 国民の大多数が安倍元首相の国葬に反対したのは、手続き問題だけでなく、安倍政権が行った、数を恃んでの国会軽視の独断的決定や先に述べた疑惑などで評価できないと考えたからである。

2022年10月 4日 (火)

実践しやすい、NHKトリセツショー「シン 食べる順番ダイエット」

 29日のNHKトリセツショーはダイエットについてであった。「シン 食べる順番ダイエット」と称していた。従来のダイエットでよく知られたのは「ベジタブルファースト」で野菜を先に食べるというものであった。

 今回のは、「ごはんの前に たんぱく質を先に食べること!」であった。

 私は4㎏も太ってメタボになってしまったのでこの番組を関心を持って観た。

 タクシーの運転手3人を実験台にして、タンパク質ファーストとも言うべきダイエットを4週間続けてもらったら、

   ①体重が減る

   ②自然と食事の量が減る

   ③間食が減る

といううれしい変化が起きたのだ。

どうしてそんなことが起きるのか。

 その秘密は・・・たんぱく質を取ることで、「GLP-1」というホルモンが腸から分泌されるというのだ。“やせホルモン”とも言われる物質で、脳の満腹中枢を刺激したり、胃の運動を緩やかにすることで、満腹感が持続する。
 

 さらにインスリンの分泌を促して、血糖値の上昇を抑える効果もあることがわかったのだ。最新研究によると、ごはんを先に食べたときに比べ、たんぱく質を5分先に食べたときのほうが、血糖値の上昇が抑えられることが分かったのである。

 それで最初5分はたんぱく質を食べて、ごはんは我慢し、5分経ったらあとは好きな順番で食べてよいのだ。

 実践するためにタイマーとか砂時計を使うとよい。私が試した感じでは5分は長いようで短い。私は夕食は酒を飲むので魚やサキイカや肉などを食べる。ご飯はさいごに梅干しとかふりかけなどで食べている。

 ただ、番組では言わなかったので、酒はどうなのか分からない。

 丼物やラーメンなどを食べるときは、サイドディシュにたんぱく質のものをとって先に食べ5分経ったらメインの丼を食べるとよいという。

「シン食べる順番ダイエット」をまとめると、

 ①ご飯を食べる前に5分間、肉や魚などのタンパク質を食べる。

 ②野菜も同時に食べてよい。

 ③糖質を含むカボチャ、トウモロコシ、イモ類などはご飯と同じで5分間我慢する。

 ④5分経ったら好きなものを好きな順番で食べてOK!

 

2022年10月 3日 (月)

地球上の生きものは共通祖先をもつことを知った

 知人のHさんが貸してくれた「老いを愛ずる」(中公新書)という本を読んだ。著者は生命誌研究している中村桂子さんという研究者である。
 

 この本の80ページに「生き物はみんな仲間」というコラムがあり、その中に「全ての生きものの共通祖先なる細胞は、38億年ほど前に海に存在したことがわかっています。つまり今地球上にいう生きものは、皆38億年近い長い歴史をもっているのです。」と書いてあった。そのページには扇子を広げた写真があり、扇子の紙の部分にはさまざまな生きものの絵がかいてあり、扇子の要の部分に細胞が描いてある。生命誌絵巻というのだそうだ。
 

 38億年前の海の中の細胞から今ある数千万の地球上の全ての生きものができたということを初めて知って驚いた。同時にどうしてそんなことが分かるのだろうかとも思った。
 

 全ての生きものが先祖を遡っていくと38億年前に細胞に行きつくというのはすごいことだ。私も38億年の歴史を持って生れて来たのだ。ただ、残念なことは私には孫がいないのでこの先の歴史を作ることはできない。
 

 今世界を騒がせているコロナウイルスも38億年につながる共通の祖先から発しているのだと思うと不思議な感覚に襲われる。
 

 私たちは虫やカエルなどの小さな生きものをむやみに殺してはいけないと教えられたし、教えて来た。それは「命」があるからだという理由であった。そのとき仲間という意識は全くなかった。知らなかったからだ。学校などで教える時命の他に仲間だということも含めることが大事である。
私は核や地球温暖化について考える時地球上の生きものたちを念頭に置く事が大事だと思って来た。行きとし生けるものは共通の祖先から進化した仲間だと知っていっそうその思いが強くなった。
 

 生命誌という名前も初めて知ったがもっと知りたいと思う。下にコラムを引用しておく。

 【”いのち”とか”生きている”ということを考える時、普通は人間のことだけを考えがちです。身近なぺっとや庭の草花を思い浮かべる時も、やはり人間中心になります。でも、生命誌では、”生きている”という言葉でまず地球上に存在する生きもの全てのおことを考えます。
 

 地球上に様々な動物(この仲間には、鳥・魚・昆虫なども入ります)や植物はもちろん、、目に見えないバクテリアなどもあり、その種類は数千万種に及びます。それぞれの特徴を生かして生きる異なる生きものたちですが、すべての生きものに共通することがあるのです。それは細胞でできていること。しかもその中に必ずDNAという物質が入っていて、それが遺伝子の役割をしていることです。

 数千万種もの生きものが共通性をもっているのは、一つの祖先細胞からすべてが進化し、今の生きものたちになってきたからなのです。もちろんその中に人間もいます。まず「生き物はみんな仲間」という事実を忘れずに、全ての生きものに仲間としての眼差しを向けることが出発点です。もちろん大きな動物は怖いとか虫はちょっとダメなど苦手意識は誰にもありますね。どれも同じように好きとはいかないのは仕方がありません。でも仲間ということは忘れないぢることは大事です。
 

 全ての生きものの共通祖先なる細胞は、38億年ほど前に海に存在したことがわかっています。つまり今地球上にいう生きものは、皆38億年近い長い歴史をもっているのです。ここに一匹のアリがいたら、その親、さらにその親を辿っていくうちに必ず38億年ほど前の祖先細胞に戻ります。人工的にアリを作り出すことはできません。38億年近い長い時間がなければ、アリは存在しないのです。小さな生きものも粗末には扱えません。
 

 一つ一つの生きものが長いいのちの歴史の中にあるのです。私たち人間もその中の一員であることを忘れずにいれば、生きものを大切にする気持ちはおのずと生まれてくるのではないでしょうか。】

 JT生命誌研究館 大阪府高槻市紫町1-1

2022年10月 2日 (日)

酔芙蓉という花

 2週間ほど前、NHK名古屋「まるっと」で視聴者が投稿したこれまでに見たことがない珍しい花が紹介された。午前中白い花で午後になるとピンクになり夕方には濃いピンクになるという珍しい花であった。花の名は「酔芙蓉」と言い、色がピンクに変わるので「酔」という字が使われているそうだ。

 実物を見てみたいと思っていたら、スーパーの帰りに通る道筋の家に咲いていることが分かった。いつも通る道で芙蓉の花が咲いているのは知っていたが、それが酔芙蓉だとは知らなかった。ある時道の掃除をしていた女性に花の名を尋ねたら「これはお隣の花で、『酔芙蓉』です」と言ったので、これがそうだったのかと思った。

 それで朝見に行き、真っ白い花であることを確認し、昼過ぎに通ったときにピンクになっているのを見た。夕方に見に行くと濃いピンクの色になっていた。それが下の写真である。

 2~3日前ウオーキングの途中で酔芙蓉が咲いている家があるのを見つけた。これまで毎朝通っているのに酔芙蓉を知らなかったので気づかなかったのだ。酔芙蓉を知ったのでそれだと分かったのだ。

 ウオーキングの時よく逢うHさんという花が好きな女性に酔芙蓉を知っているか尋ねたら、知っているが近頃は見たことがないと言っていて。それでスマホの写真を見せた。実物を見てみたいと言っていた。

 酔芙蓉の花はまだ咲いているがいつまでなのかは分からない。ネットで調べたら次のように説明してあった。

「酔芙蓉は夏から秋にかけて咲く花で、原産地は中国、台湾、日本。花色を変えながら1日で散る芙蓉の園芸品種。剪定せずに育てると、草丈が4m近くまで生長し、寒さにはやや弱く、その代わり暑さには強い植物である。地植えや鉢植えどちらでも栽培可能。

 花の名前は、花色が変わる姿からお酒を飲んで酔ったように見えることが由来。

 酔芙蓉には、花色が次々と変わっていく様子から、『心変わり』という花言葉がついているが、他に『しとやかな恋人』や『繊細な美』、そして『幸せの再来』。

 花の色が変わるのは、アントシアニンの合成による。アントシアニンは25℃以上の気温で合成し、合成すると植物内の酸素量が増える。すると白色だったものがピンクへと変化する仕組み。そのため、気温が25℃を下回る日は色がほとんど変わらない。」

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                            午 前

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           昼過ぎ

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          夕 方

2022年10月 1日 (土)

値上げで音上げの秋

 今年も早くも10月になった。新聞やテレビで言われていることは物の値段があがることである。30日の朝日新聞の「時時刻々」記事の見出しは「秋 値上げラッシュ」で、これまでも物価高騰が続く中、なんと6500品目の値上げだという。我々庶民はまさに「値上げで音上げ」である。

 私は我が家の買い物を担当しているが、このところ野菜も魚介類も果物も高くなったと実感している。先日も魚を買いたいと思ったが値札を見てあきらめてしまった。よく買うブロッコリーも小さいのが一個260円もすることがあった。

 新聞では値上げの例として、チーズ類、ビール系飲料などが挙げられていた。我が家では妻がチーズを食べないのでチーズは買わない。テレビではビールを何ケースも買いだめしている画像があったが、私は最近はビールを飲まないので関係ない。

 買わないものや辛抱できるものはよいが、マヨネーズとかパンとか調味料などは困るし、魚介類や野菜や果物も困る。

 帝国データバンクによると、今年の値上げ品目の1/3が10月に集中し、試算では2万品目を超える今年の値上げで、家計の負担は月平均で5730円、年に6万8760円増だとあった。1年於負担額の4割超は冷凍食品やハムや缶詰などの加工食品だそうだ。

 年収329万円未満の世帯では、支出に占める割合が2.3%だという。我が家はこの辺りである。

 その他に我が家はぎりぎりで医療費の窓口負担が2割になってしまった。運が悪いとしか言いようがない。年金は下がるし、物価は上がるし、医療負担も上がったし・・・「値上げで音上げの秋」である。これがずっと続くと思うとお先真っ暗である。現役で働いている人たちの収入も増えないので大変だと思うが、年金生活者も同様である。

 

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