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2022年9月 9日 (金)

また起きた園児をバス内に放置死亡

 5日に静岡県牧之原市の川崎幼稚園の送迎バスの中で3歳の女の子が死亡する事件が起きた。女児は5時間も車内に放置されていて熱中症になったようだ。

 同様の事件は昨年7月に福岡県であり、保育園のバス内に朝から夕方まで取り残された5歳の男児が熱中症で死亡した。
それを受けて、文科省と厚労省と内閣府は昨年8月、都道府県や市町村に送迎バスの運行についての通知を出した。
 ・運転職員の他に子どもに対応できる職員の同乗。
 ・乗車時、降車時に子どもの人数を確認。
 ・座席に子どもが残っていないか確認。
 ・確認した内容を職員間で共有。

 不思議でならないのは、乗車字や降車時に子どもの人数を点検することや降車後に子どもが残っていないかを確認することは基本の基であるはずなのに再びこういう事件が起きてしまったことだ。

 私は教員をしていたが遠足や社会見学や修学旅行等で外に出かける時には、人数の点検はしょっちゅう行っていた。クラスを6つぐらいのグループに分け、班長を決めて、子ども同士にも確認をさせて、全員が揃っているかを確認した。これは当たり前のことなのだ。

 驚いたのは6日の羽鳥モーニングショーコメンテーターの山口弁護士が、このような事件が欧米でも頻繁に起きていると言っていたことだ。日本だけの得意な事件かと思ったらそうではないというのだ。

 子どもを集めて集団で行動をする時は、絶えず人数を確認することを怠ってはならないのだ。

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コメント

普通の確認さえしていれば防げただけにまことに悲しい事故である。わずか6人の幼児しか乗っていなかったのに置き忘れたというのは、まったく確認をしていなかったためであり弁解の余地がない。
その園では子供に個人カードを持たせて、登園すると機械に差し込むシステムになっていたらしいが職員がまとめて差していた。3歳にもなれば子供が自分でカードを差すことは出来るし、それが楽しみで登園する子もいるだろう。まったく何のためのシステムだったのか。
バスに人が残っていれば感知するセンサーが出来ているらしいが、そんなものにお金を使う必要はあるまい。運転手、担任、園長が人数を確認すれば済むこと。次善の策としては園に着いたらドアを開け放しておくことだが、バスに子供が残っていないか確認するという単純極まりないことが肝要。
誰もが知っているような大企業が長年にわたって検査データを誤魔化していたように、単純極まりないことをいいかげんにする風潮が日本に蔓延している。
その最たるものが、国会での審議、議決が必要なことも閣議決定だけでチャチャッと誤魔化してしまうやりかた。

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