ロシアのウクライナ侵攻半年
8月24日でロシアのウクライナ侵攻開始から半年になった。テレビや新聞では関連した番組や記事が見られた。テレビで映されるウクライナ市街の惨憺たる破壊された映像や悲嘆にくれる市民の様子を見て暗澹たる気持ちになる。ウクライナの人たちはロシアはなぜこんなひどいことをするのかと怒りに震えていたが、私もロシアのやり方に対し怒りを覚える。
ロシアはウクライナの領内へ無差別のミサイルや砲撃を加え、あるいは侵入して占領したところの市民を殺害したりしている。ウクライナのインフラの損害は103兆円と言われ、復興のめどが立っていない。殺された市民は5500人以上に上る。
市街地への攻撃だけでなく、収穫を待つ農地へも無数の砲弾を撃ち込み、農民は全てを失ったと嘆いていた。
これがもしロシア領内にウクライナが攻撃したとするとどんなことになるのだろうか。ウクライナはかつて自国の領土であったクリミアのロシア軍施設を攻撃したがクリミヤは元々ウクライナ領土であったから奪還するだけだとゼレンスキー大統領は述べている。
日本は太平洋戦争によって米軍に沖縄を攻撃され大惨禍を蒙っただけでなく、米軍の爆撃によって北から南まで都市という都市はみな破壊された。そして2発の原発によって敗戦が決定した。
その経験はロシアのウクライナ侵攻と重なるものである。ウクライナの状況は他人ごとではないのだ。
戦後77年、日本は復興を果たしたが、ウクライナはまだ戦争が継続中でこれからどこまで破壊されるのか不明である。ロシアが攻撃をやめない限り被害は広がるばかりだ。非道なロシアの攻撃を食い止める手立てがないのが悲しい。
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