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2022年8月 2日 (火)

統一教会と安倍氏らとの関係

 安倍晋三元首相と統一教会の関係についてテレビでは次々と新しい情報が取り上げられている。自民党の特に安倍氏に関係の深い有力者ばかりだ。実弟の岸防衛相は、旧統一教会が問題ある団体と知りながら付き合ってきたと白状。末松文科相はパーティー券を買ってもらっていたことを明かした。細田衆院議長や稲田元防衛相は教団の関連イベントで講演していたことが報じられ、下村元文科相は教会の名称変更に関与したことが疑われている。

 Wikipediaには、統一教会についての他に安倍氏と統一教会の関係について詳しく載っている。その中からいくつかを参考にした。

 安倍晋三と教団の関係についてだが、祖父の岸信介、父親の安倍晋太郎の親子三代にわたるものだという。統一教会元会長郭錠煥は記者会見にて、「(創設者の故)文鮮明総裁は(安倍氏の祖父の)岸信介元首相と近かった。(父の)安倍晋太郎元外相とも近かったと承知している」と述べているそうだ。

 岸信介氏の住宅の隣に統一教会の施設があり利用していたとテレビでは言っていた。
 

 安倍元首相は「美しい国」という国家像を説いていたのは有名だが、これは日本統一教会の初代会長であり、反共産主義政治団体国際勝共連合の日本初代会長でもある久保木修己が説いた「美しい国」が元祖であるとというのは知らなかった。安倍氏の創作だと思っていた。

 統一教会の国際勝共連合の反共産主義活動により自民党の有力な支持団体になった統一教会は岸氏との関係をふかめ、のちに安倍晋三の派閥になる岸の派閥を冷戦期に支持していた。

 宗教ジャーナリストの鈴木エイトは、安倍晋三と統一教会の関係について、「癒着」との表現を用いて極めて密接であったとしているという。有田芳生は2022年7月の時点では、「岸信介氏、安倍晋太郎氏、安倍晋三氏は三代続けて、統一教会を日本社会に深く浸透させる政治的に重要な役割を果たした」と評価しているそうだ。

 「新潮45」の報道によれば、2016年11月、安倍が大統領就任前のドナルド・トランプと異例の会談を実現した背景に、教団の韓鶴子総裁の仲介があったとされているという。どこまでも安倍氏と統一教会は深い関係だ。
 

 選挙に統一教会を利用し、統一教会は自民党有力議員との関係を使って信用を得るという関係だが、今回の事件が起こるまで統一教会は知られない中で霊感商法や献金などで多くの被害者を出してきたのだ。

 全国霊感商法対策弁護士連絡会も、2009年から2020年にかけて献金を含む被害を年に61件から1113件を確認しているという。2021年は47件で、被害総額は3億3153万507円という。

 統一教会は日本は"エバ国家"で「サタン(悪魔)の国であるため、贖罪として「金のなる木」の役割を担い、"アダム国家"である韓国と国内外の統一教会に全てを捧げるべきとの反日教義が教えられているという。文鮮明の教え(教義)の一つとして、文教祖の恨(ハン)を晴らすのは「エバ国家日本をアダム国家韓国の植民地にすること」「天皇を自分(文鮮明)にひれ伏させること」としているそうだ。

 教団の運営資金の7割は日本が担っており、その原資は深刻な社会問題となっている霊感商法と、法外な献金要求等の信者からの経済的搾取より得られた金である。こうして集められた金は教団の勢力拡大のために日本から韓国やアメリカに送られ、1976年から2010年までの間に日本からアメリカに36億ドルが送金されたという。

 日本は悪魔の国とか韓国の属国にせよとか日本の役割は金を集めることだなどということを安倍氏などは知っていたのだろうか。こういうとんでもないカルトの統一教会を日本にのさばらせているのは自民党なのだ。現実に日本では多くの被害者が出ているのだ。

 今回の事件で統一教会の実態と自民党との関係が明らかになったのは不幸中の幸いである。国会でこの問題を取り上げ徹底的に追及すべきである。

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社会問題」カテゴリの記事

コメント

報道特集が入手した統一教会の内部資料によると 1999年度から2008年度まで年間約600億円が日本から教団へ献金、それ以降の3年間も200億円以上が毎年送金、2013年にも133億円が送金されて、 総額は7兆円を超えるそうです。自民党や維新の会は選挙になると統一教会に選挙応援を依頼して、資金援助も受けていたと考えるのは自然ですね。霊感商法などで巻き上げた金で選挙を戦ったり、神道政治連盟や創価学会とも連立の今の政権は、カルトでも何でもいろいろな宗教を後ろ盾にしているのだからお金の心配もなく選挙にも強いのでしょうね。聖書に手を載せて真実以外は述べませんなんて一言も言っていませんから118回でしたか?国会でウソの証言をしても何も感じないようですね。

日本国民から巻き上げたお金で日本を乗っ取ろうとしているのが統一教会だ、とネット上のコメントに書かれているのを先日見かけましたが、まさに言い得て妙。
しかし国民の多くは、何をふざけたことを言ってと思っているのだろう。それどころか自民党の総務会長までが、何が問題なのかよくわからない、と言う始末。ネット上には「まっとうな発言だ」と福田氏を応援している天邪鬼もいるが、まっとうなわけがない。
国会も地方も自民党を中心に多くの議員が統一教会に汚染されていることがわかってきている。つまり乗っ取りは絵に描いた餅ではなくなりつつある。福田氏は「ある団体から強い影響を受けて、それで政治を動かしているのであれば問題かもしれないが」などと寝言を並べている。
だが「美しい日本」はもとより、自民党の憲法改正案までが統一教会の政治思想をコピペしたものだと指摘されている。
そういう日本を創ろうと先導してきた安倍氏を国葬にするなど返す返す「論外」である。そもそも総理の一存で「国葬」を決めてよいという根拠がどの条文にあるのか。日本はいつの間に「総理独裁国家」になっているのか?!

これだけ毎日、旧統一教会と自民党の癒着関係が続々と出てくると、いかに忖度メディアや忖度コメンテーターたちも自民党をこれまでのように擁護することはできなくなった? かなり昔に統一教会の集団結婚式や霊感商法が話題になり、その反社会的な性格が明らかになった。弁護士グループも政権に対し、度々こうした宗教団体との付き合いを止めるように文書で警告していたというではないか。何故か統一教会の話題はマスコミには疎遠になったが、実は連綿と続いていたのだ。団体の名前も世界平和統一家庭連合と名前を変えて、、。今回の安倍元総理狙撃事件で白日のもとに晒されることになった。私はことの性格からして、森友、加計、桜、よりさらにタチの悪い醜聞であり、本来なら内閣が吹っ飛ぶようなことであると思うが、自民党関係者はその危機感は全く感じられない。何が問題なのかわからない、とまで福田総務会長が発言している。岸田総理も個々の議員がよく説明する必要があるとまったく他人事である。説明もへったくれもない。不明を詫びて謝罪すべきである。こんな自民党の失態を攻めきれない野党なら私は存在する価値がないと思う。文春砲だけで十分である。

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