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2022年8月21日 (日)

統一協会(教会)の霊感商法

 世界基督教統一神霊協会(統一教会/統一協会)の霊感商法について調べてみた。Wikipediaには「霊感商法(れいかんしょうほう)とは、霊感があるかのように振舞って、先祖の因縁や霊の祟り、悪いカルマがあるなどの話を用いて不安を煽り、印鑑・数珠・多宝塔などの商品を法外な値段で売ったり、不当に高額な金銭などを取る商法である。警視庁などでは悪徳商法の一種として定義している。」と出ていた。

 アサヒジャーナルによると、「霊感商法の一般的な手口は、街頭や戸別訪問などで『手相を見てあげます』『姓名判断をしましょう』などと言って接近し、象牙の印鑑を売る。だが、印鑑は入り口に過ぎず、『占いの偉い先生が特別に見てくれる』などと誘い、『霊場』と呼ばれるマンションの一室や、展示会に連れ出す。先生は『悪霊がついている』などと言って、先祖の霊が苦しんでいるとか、先祖の因縁を説かれ、不安をあおりる。そして法外な値段で壺や多宝塔を売り込むというものだ。」

 私は占いとか霊の存在を信じないがほとんどの人は信じているようだ。正月に神社や仏閣に行って拝む人が多いのはその証である。

 人は誰でも身体的精神的な何らかの弱みを持っている。統一協会では相手のことを詳しく聞き出し、「霊場」などで上級の先生に逢わせるとき先生に聞いた情報を伝えてあるのだ。それで先生はその人の弱点をズバリと指摘することができる。それを聞いてよく当たると信じてしまうのだ。このやり方は新しいものではなく、昔からあるものだ。

 一般の人は因縁とか先祖の霊とか悪運とかいったことに弱く信じやすい。神社やお寺でお詣りしたり、厄除けのお守りを買ったりするのもそのためである。

 ただお寺や神社での御祈祷をしてもらってもせいぜい数千円から1万円であろう。厄除けのお守りを買っても数百円だ。
ところが統一協会は桁が違う。数千万円とか億という金額である。壺などの品を買ったり、献金をして山上容疑者の家庭のように家庭が崩壊してしまうのは当然である。

 世界基督教統一神霊協会はキリスト教系であるが、神霊とあるようにキリスト教にはないものを持ち込んでいる。そしてその部分を巧みに使って人々を騙しているのだ。悪いことに2015年に名称を変えて「世界平和統一家庭連合」という宗教色カルト色のないものにしてしまった。それでも霊感商法は続けられている。

 この霊感商法は日本だけで行われているようだ。弁護士の紀藤正樹氏によると「日本が戦前に韓国を併合し、韓国に攻め入った、それが日本人の罪」「罪を清算するために日本人は韓国に貢献しなければいけない」という教義で裏付けられてお金を出さされるという仕組みなっており、日本人だけが高い商品や金銭を要求される非常に差別的な宗教となっている。
 統一教会による霊感商法や献金による搾取問題も、日本人にだけの独自事情となっている。(旧)統一教会は「日本人が韓国にお金を提供することが、つまり文鮮明を助けることが日本人が過去に起こした罪を清算することなので、日本人が救われるんだ」と教え込み、日本人のみ搾取される宗教であるために、紀藤氏は教会創立者の文鮮明について「日本人に対する強い恨みがあったんだろうなという風に思わざるを得ない」「中立的に見た時は、日本人だけがお金を払わされているというのは極めて不公平。」と語っている。

 とんでもないカルトである。日本人の多くが洗脳されて金を貢がされているのだ。これ以上被害が広がらないよう、また信者になって貢いでいる人たちを救う手立てを考えるべきである。そのために政府は早急に対策を講じるべきだし、メディアも悪の手口を暴く必要がある。

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