30年間も平均賃金が上がらないとは!!
日本の平均賃金(年収)は30年間横ばいである。30年間つまり1990年以来同じ水準なのだ。私が定年退職する4年前から上がっていないのだ。
退職するとき退職金がそれ以前の人たちより少なくなっていたのを記憶している。給料があがらなくなっていたのだろう。それにしても30年間とは驚いた。
この30年間の間にずいぶんと変わった。私の頃は60歳定年ですぐに年金生活に入ったが、今は確か年金支給が遅くなり、それまで働けるようである。後輩たちは今も働いている。
現在の平均賃金は520万円で約30年間で22万円増という。それに対し主要な国の平均賃金は、下の写真のように、
アメリカ 937万円 (30年間で約300万円増)
ドイツ 726万円
イギリス 637万円
フランス 616万円
韓国 567万円
この30年間の間賃金は上がらなかったが、物価も上がらなかったので年金生活者は助かった。しかし、ここに来て急に物価が上がり始め、電気、ガスなどやガソリンの様な必須のものから、食料品その他6000品目以上が値上がりだと言われる。
給料の少ない人たちや年金生活者は物価値上がりの直撃を受けるのだ。今、参議院選の最中である。物価は最重要焦点となっている。有権者はよく考えて棄権しないように投票に行くべきである。
30日の朝日新聞「かたえくぼ」に低賃金の日本を揶揄して、日本を下請けにしようと中国や東南アジア各国が言っているというのがあった。笑い事ではなくそうなるときか来るかもしれない。そうなれば仕事が増えるからいいか?
平均賃金をあげるには、全企業の99。7%も占める中小企業の労働生産性を上げることが必要で、賃金を上げれば労働生産性は上がると羽鳥モーニングショーでデービット・アトキンソン氏の見解を紹介していた。働き手全体の約7割を占めるのだ。さあ、どうする!
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