おすそわけ
テレビ(HNKの阿佐ヶ谷アパート出ったと思う)を観ていて「おすそわけ」というコトバを聞いた。長い間聞いたことがなかった。今ではおそらく死語となっているのではないか。
子どもの頃、私が住んでいた近所では「おすそわけ」をよく聞いた。何かを作ったり頂き物があるとお向かいさんなどに「おすそわけ」をしていた。そんなとき母はお皿にマッチを3本載せて返していた。
今は私の住むところでは住宅地だが近所付き合いがない。はるか以前には近所の人と物のやり取りをしたことはあるが、住む人が入れ替わって近所付き合いがなくなってしまったのだ。
昔は近所の付き合いが濃厚であったので「おすそわけ」だけでなく、子供の面倒を見るとか、時には金の貸し借りなどもよくやっていた。生活費がちょっと足りなくなると母がお向さんから金を借りていたのを覚えている。そのくらい付き合いが濃かったのだ。
孤立、孤独死などということがよく問題になる。核家族よりもっと新しい状態である。21世紀になって人とのつながりがますます希薄になった。残念なことである。
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