日本人がお辞儀をするのは・・・チコちゃん
11日の「チコちゃんに叱られる」で「日本人は何故お辞儀をする?」というのがあった。
「チコちゃん」によると、世界中でお辞儀をするのは日本人だけだそうだ。では、なぜ日本人はお辞儀をするのかについて、チコちゃんは「学校教育に武士の作法を取り入れたから」と言った。
明治時代になると、現代のおじぎにつながる大きな変化が起きた。それまで畳中心だった生活が、イスを使うようになり、武士の作法であったおじぎが、庶民の生活にも取り入れられていったのだという。
明治15年、学校教育の礼儀を記した「小学諸礼式」には、座った礼を立った礼にする「立礼(りゅうれい)」の作法が書かれている。
「立礼」には 最敬礼 及び 敬礼の二つあって、最敬礼は帽を脱して 左の脇に挟み 腰をかがめ 右手を膝に当て 拝す。
帽を着せざる時は 腰をかがめ 両手を腰の上に当て 拝す。
敬礼は 帽を脱して 少し傾く。帽を着せざる時は それ 頭を傾くのみ。とある。
江戸時代に200以上あった藩を 1つの近代国家にまとめる際、全国民共通のあいさつとして学校で教えられたのが「おじぎ」だった。それで日本人は挨拶にお辞儀をすることを叩き込まれたのだろう。
「最敬礼」というコトバを久々に聞いた。子どもの頃は戦時中だったので、学校で「最敬礼」という号令があった。記憶があやふやだが、御真影(天皇の写真)に礼をする時だったと思う。
教室で授業の前に、「起立」「礼」「着席」というのは必ず行われ、それは戦後も続き、今でも行われているのではないかと思う。これを行うことによって、授業を受ける緊張感が作られたように思う。
コロナ禍になって、外国では握手ができなくなり、握りこぶしをぶつけ合うようになったが、お辞儀は身体を触れないので心配がない。お辞儀は良い習慣だと思う。世界に広まるとよいと思う。
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