アゾフスターリ製鉄所からの撤退
18日の朝日新聞トップニュースは、2か月半にわたりロシア軍に包囲されながら果敢に戦って来た、マリウポリのアゾフスターリ製鉄所のウクライナ兵が退避し始めたという記事であった。ウクライナ軍側は任務の完了を報告し、兵士に撤退を命じたという。
ウクライナ軍参謀本部は「アゾフスターリの陣地をまもることで、敵が2万人規模の兵士を他の地域に転戦させることを許さなかった」とその意義を強調し讃えたという。
これによってロシアが占拠するクリミア半島とウクライナ東部を結ぶ要衝のマリウポリをロシアが完全制圧する可能性が高くなった。
でも製鉄所に留まって戦い続けた兵士たちのことを考えると、撤退もやむないであろう。アゾフ連隊によると、製鉄所内には12日の時点で1千人超の兵士と訳500人の負傷兵が残っていたという。負傷兵は医療設備もないなかでどんなに苦しかっただろうと思う。想像を絶する地獄であったにちがいない。
この日の天声人語によると、マリウポリは黒海の北にあるアゾフ海北岸に18世紀に築かれた街だという。ロシアの女帝が「マリアの街」と名付けたそうだ。そんな美しい街をロシアは情け容赦なく攻撃し、破壊してしまった。
ロシアはマリウポリのロシア化を目指すと言われているがそんな勝手を許してはならない。ウクライナ軍がマリウポリを奪還することを切に願っている。
ネットによるとプーチンはガンなどいくつかの病を患っていると言われる。日本式の言い方をすれば、罰が当たったのだ。プーチンが死んだらエンマ大王のところで裁かれて地獄へ突き落されるであろう。プーチンはロシア正教徒だからそんなことはないと高をくっているだろうが。
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