偶然見つけた「80歳の壁」という本
6日にNHKテキストを見に杁中の三洋堂に行った。久しぶりだったので1階がマツモトキヨシというドラッグストアになっていて驚いた。書店は2階と3階にあった。2階の入り口のところに目につくように置いてある本のコーナーがあった。「80歳の壁」という新刊書が目についた。手に取って見ると面白そうな内容であった。
目的はNHKテキストを見ることなのでテキストコーナーに行った。テレビの中国語と新しく始まったマリックのマジック講座のテキストを見た。どちらも買うまでのことはないと思った。
奥に進んで行くと、古本を売るセクションがあったので驚いた。三洋堂は新本だけでなく古本も扱うようになったのだと知った。あちこちに古本を買いますという広告が貼ってあった。
買いたい本がなかったので新本のセクションをざっと見た。入り口のところでもう一度「80歳の壁」を手に取って見た。帯には「楽して壁を越えて寿命をのばす『正解』があります!」「壁を超えたら、人生で一番幸せな20年が待っています!」と書いてあった。参考になりそうなので買うことにした。
この本は幻冬舎新書でまだでたばかりであった。次の日の朝日新聞に大きな広告がでていた。出版社がセールスに力をいれている本だとわかった。
私はすでに「80歳の壁」を超えて6年5か月になる。一番幸せな20年かどうかは分からないが時が過ぎるのは速い。
家に帰ると早速読み始めた。ピンときた言葉には付箋を入れていった。著者は和田秀樹という高齢者精神科医である。高齢者介護施設で勤めている間に2000体以上の遺体の解剖をしたそうだ。85歳以上の人の遺体を解剖すると、必ずどこかにガンがあり、脳にはアルツハイマー型の病変が見られ、血管には動脈硬化が見られると書いてあった。
母は93歳で老衰で亡くなった後小さなガンがみつかったが、死因ではなかった。80歳を超えると誰にでもガン細胞はあるというのは納得できる。
私は循環器の医者にかかっていたとき血液をサラサラにする薬を飲むように言われずっと飲んでいた。動脈硬化や脳梗塞が嫌なら飲むようにと脅された。しかし、今は飲んでいない。なるようになれである。高齢になるということはガン、認知症、動脈硬化は避けられないことなのでと書いてある。
和田医師はこの本の中で、「高齢者」ではなく「幸齢者」と書いている。これは言い言葉だと思う。80歳を過ぎたら「幸齢者」なのだ。自分もその一人なので嬉しい。
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