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2022年4月25日 (月)

和歌山通信 「新型コロナウイルス対策(87号)―その2―

(1)いつも言っていることですが、 図1は和歌山県で行っている保健所への応援体制です。 新型コロナの感染防止のためには積極的疫学調査を行う保健所機能が多忙でパンクしないようにすることが大事です。 このため和歌山県では保健所、 とりわけその中でも知識と技術をもってこれにあたる医師、 保健師、 看護師、 検査技師のようなコアの部隊が手いっぱいになって機能不全にならないように、 コアではない業務はどんどん外部の人を動員したり、 手伝ってもらったりしています。

(2)また、 新型コロナが陽性と分かった人も、 今は感染者数が多すぎて、 以前のように全員入院は不可能です。 そうすると自宅療養や一部ホテル療養をしていただくことになるのですが、 容体の変化があった時、 入院した時同様に迅速に対応する必要があります。 したがって保健所による十分な症状チェックがいるのです。 また、 新型コロナ専門病院に入院しなくても必要な薬を投与する必要も生じます。

 そこで和歌山県は新型コロナ専門病院以外にも各地の医師会と協力関係を結び、 自宅療養者に対して、 担当医を決定し、 診療の依頼もしています。 したがって、 保健所が直接患者の症状をフォローする場合に加えて、 この担当医が患者の症状をフォローしてくれることになり、 容体が増悪した場合は連絡を受けた保健所が直ちに入院措置をするということにしています。

 また、 一時ものすごい数の感染者が出て、 保健所が新規感染者の積極的疫学調査に入るだけで手いっぱいという時がありました。 こういう時は医師会にお願いして、 クリニックの医師が直接患者を往診しなくても、 電話などで容体確認をしてもらうという制度を作りました。 新型コロナは感染するので、 医師の方も往診して患者に直接あたるというのは少々自信がないという時期もあったものですから、 そういう時でも少しでも保健所を助けてもらおうという趣旨でそういう制度も作りました。

 

(3)また、 オミクロン株は本当に感染しやすいので一般の病院や高齢者施設などでクラスターが発生することがありました。 従来なら、 感染者だけを新型コロナ専門病院に入院させて残りの人にうつらないようにするということをしてきましたが、 感染者が多い時は全員入院は無理で、 容体が心配される人だけにすぐ入院していただくという方式しか取れません。

 残りの人々は施設の中にいてもらいながら、 うまく隔離するということが必要になります。 しかし、 新型コロナ専門病院と違って、 一般の病院や高齢者施設側にそのための十分な知識がない時もあります。 そういう時はクラスターが発生した施設に対して、 県から感染管理認定看護師、 医師等を派遣して隔離の方法などを指導してもらうことにしました。

 また、 一般の病院や高齢者施設で療養する新型コロナ患者に対しても、 悪化を防ぐには感染初期の段階で中和抗体療法など早期治療を施したほうが良いという場合があります。 従来は、 このような専門的治療は新型コロナ専門病院に入院してからそこで行うということでしたが、 和歌山県ではかかりつけ医等による施設への往診、 経口抗ウイルス薬、 中和抗体療法を含む早期治療の実施も道を開いてどんどんできるようにしています。 それを示したのが図3です。


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