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2022年4月26日 (火)

ウクライナの被害額は?

 ネットニュースでウクライナ復興に必要な金額についての記事があった。「 ウクライナのシュミハリ首相は21日、ロシアの侵略で荒廃したウクライナの復興には6000億ドル(約77兆円)が必要になるとの見通しを示し、国際通貨基金(IMF)加盟国に対し特別引き出し権(SDR)の10%を復興支援に拠出するよう訴えた。」

 テレビでみる完全に廃墟とかしたマリウポリなどの映像を見たとき、これまで永い歴史の中で営々と築いてきた市街を復興させることができるのだろうかと思っていた。もちろん元の市街に復元することは不可能だが、人々の住居を作り、病院や公共施設などのインフラを作るのは大変なことである。

 市民は着の身着のままで避難し、生活のために必要な財産をすべて失ってしまった。6000億ドルという見積もりにはどこまでの復興を想定しているのであろうか。

 別の記事には、「 世界銀行は21日、ウクライナ支援のための会議を米首都ワシントンで開き、ウクライナのゼレンスキー大統領もオンラインで参加して支援を訴えたとあった。

 ゼレンスキー氏は、ロシアの侵攻による経済的打撃を補うため、最大で月70億ドルの援助が必要だと述べ、「その後の再建には数千億ドルが必要になる」と訴えたそうだ。

 ウクライナのシュミハリ首相は、ウクライナの国内総生産(GDP)は30─50%減少する可能性があり、直接・間接的損失は既に5600億ドルに達していると述べた。世界銀行のデータによると、損失額の推計は2020年のウクライナのGDPの3倍以上に達する。

 また、世銀のマルパス総裁は、ロシア軍事侵攻によるウクライナの物的損害は600億ドルに達し、戦争が続くとさらに拡大すると述べたという。戦争が続けば続くだけ損害が拡大するのは子どもにも分かることである。

 6000億ドルという金額は、現時点でウクライナが被った被害額のことのようだ。

 プーチンの「ネオナチからウクライナを救う」という詭弁によつ始まったウクライナ侵攻での責任はロシアにある。ロシアが被害額の全てを負担すべきである。

 

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コメント

ウソでウソを固めているような組織は、そのことが原因となって自壊する。先日何かの放送で耳にした言葉であるが、ロシアもそうなることを願わずにはいられない.
「ロシアは攻撃していないし、するつもりもない!」と寝言ではなくカメラの前で公言した外相が、いつしか「作戦の新たなステージが始まっている」などと平然と言う。
「ネオナチから救う」とか「迫害されているロシア系住民を解放するため」などという理屈で侵略がまかり通っては、ロシア系住民が暮らしている日本を含めた世界の各地は落ち着いた生活が成り立たなくなる。
侵略で他国を破壊し市民の命を奪えば、仮に「戦勝国」になろうとも敗戦国が受けた被害をすべて償わなければならない、と国際的な取り決めを明確にしておくべきである。
第一次世界大戦後の賠償がきつすぎて、そのことがドイツにおけるナチスの台頭につながった、したがって戦争責任はあまり厳しく追及すべきではない、という考えもあるらしい。
しかし国の権力者が戦争を引き起こさないようにする抑止力として、戦争に勝とうが恐るべき賠償責任が発生することは明らかにしておくべきである。

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