認知症は予防できるという
スマートニュースで見つけた記事によると、認知症は予防する時代になったという。以前は認知症は予防も治療もできないと言われていたが、研究が進んだのだ。今や90歳、100歳まで生きる時代になって、長生きが当たり前になった一方、認知症や寝たきりになる人が増えて来た。寝たきりも嫌だが、認知症も大変困る。
記事によると認知症予防が可能になった理由のひとつとして、リスクファクターが解明されてきたことが挙げられるという。
どのようにすれば認知症を防ぐことができるのか。
WHOは2019年に認知症予防ガイドラインを発表し、次の12の柱を挙げた。
◎認知症予防の12の柱
①運動などの身体活動
②禁煙
③健康的な食事
④アルコールの管理
⑤認知トレーニング
⑥社会活動
⑦体重管理
⑧高血圧の管理
⑨糖尿病の管理
⑩脂質異常症の管理
⑪うつ病への対応
⑫難聴への管理
また、2020年には世界的医学雑誌『ランセット』に、「危険因子が排除された場合の認知症有病率の減少率」という論文が発表された。例えば中年期に聴力低下を治すと認知症有病率は8%下がると報告されている。
老年期での危険因子除去と認知症有病率は、喫煙 5%、うつ病 4% 社会的孤立 4%運動不足 2%、 大気汚染 2%、糖尿病 1%となっている。
中年期では、張力低下 8%、うつ病 4%、社会的孤立 4%、運動不足 2%、大気汚染 2%、糖尿病 1%である。
ここでも高血圧、飲酒、肥満、喫煙、うつ病、社会的孤立、運動不足、大気汚染、糖尿病などが認知症を引き起こす重要な危険因子だということが報告されているというのだ
社会的にも、個人的にも、すべてのリスクファクターへの対策を講じれば、認知症患者は40%減るという推測も出ているそうだ。
・生活習慣病を治す
・聴力低下を改善する
・糖尿病の治療をする
・酒・タバコを控える:特にもの忘れを自覚したら、飲酒はできるだけ控える。
・有酸素運動を行う:特に計算しながら運動をするなど、運動と頭を一緒に使う「ながら運動」は、脳の広範囲を刺激できるのでおすすめ。
・対人ゲームを行う:囲碁やトランプ、麻雀などの対人ゲームには、相手の出方を想像し、対応を考えて、実行するという、前頭葉を中心に脳を広く刺激する効果がある。
・適切な睡眠をとる:睡眠には脳に蓄積されたアミロイドβたんぱくを洗い流す役割が。睡眠時間が短いとアミロイドβたんぱくが蓄積されやすいので、6時間半~7時間を目安に、質の良い睡眠を心がけること。睡眠時無呼吸症候群は必ず治療。無呼吸になると血液中の酸素が減り、脳神経にダメージを与えて、アミロイドβたんぱくの蓄積につながる。睡眠の質が悪くなることもリスクファクターとなる。
私の場合、生活習慣病はないとおもうが、聴力は少し落ちてきている、糖尿病は気を付けているのでない。タバコは飲まないが、酒は飲んでいる。でも酒量は減らすようにしている。9時前に寝て4時ごろ起きるようにしている。毎朝はウオーキングは唯一の運動として続けている。対人ゲームは一切やらない。そのかわり頭の運動としてブログを毎日書いている。
これから死ぬまで何年生きるか分からないが、認知症になるかどうかも不明である。後は神のみぞ知るところである。
« プーチンを戦争犯罪人と断定しても何もできない | トップページ | 殻付き落花生を食べている »
「健康」カテゴリの記事
- 10月からはジェネリック医薬品が割安(2024.09.22)
- 紙の保険証廃止後は?(2024.08.23)
- 良い睡眠のために(2024.08.10)
- i一番長生きする睡眠時間(2024.08.08)
- 健康10か条のこと(2024.07.30)
コメント