全てはプーチン次第なのだが
ロシア軍はヨーロッパでも最大級といわれる原発を制圧した。原発では火災が起きたが、プーチンはウクライナがやったことだと嘯いている。
ネットにあったCNNニュースによると、プーチン大統領が地元メディアの取材に対し、2月23日に、もしウクライナと戦争になれば「世界滅亡的な」事態になるだろうと語ったという。
プーチンは「そのような世界滅亡的な筋書きにはならないと信じる。そこまでの事態に至らないことを願う」と話し、ウクライナ政府と親ロシア派の停戦合意が履行されれば危機は収束すると確信していると語ったというのだ。
しかし、プーチンの命令の下、ロシア軍はウクライナに侵攻している。そして核兵器使用までちらつかせているのだ。誰が見ても世界戦争なればその責任はプーチンだと分かる。分からないのは一部のプーチン支持派だけである。
プーチンは「(停戦合意の)履行を真に願う。それがウクライナ地域の正常化に向けた正しい道だ」と強調したそうだが、停戦を強固に拒んでいるのはプーチン本人である。プーチンさえOKすれば、すぐにでも停戦でき、ウクライナ国民は安どできるのだ。
プーチンはロシア国内のメディア規制を強めているというニュースもあった。一方的なプーチンの言い分だけを伝えるメディアのためか、ロシア国民の83%はウクライナ侵攻を支持しているというニュースもあった。
プーチンの発言はトランプ前米大統領の言っていたことと瓜二つである。フェイクを平気で述べ、国民や世界を信じさせようとしている。
ロシア国内では、ウクライナ危機の責任は米国にあるとの見方が強まっているという。最新の世論調査によると、米国に対して否定的な見方をするロシア人の割合は81%に上り、ソ連崩壊以来で最悪になったそうだ。
ロシア国内でも良心と勇気ある人々は戦争反対のデモをしているようだが、プーチンは力で抑えつけている。
プーチンは、民主的に選ばれたウクライナの政府を「ナチス」や「ファシスト」の政権と位置づける根拠のない主張を再び繰り返しているが、ナチスやファシストはプーチン自身である。
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