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2022年3月 9日 (水)

プーチンの誤算

 スマートニュースで見つけたNewsweekの記事に下記の様なものがあった。筆者はサム・ポトリッキオ氏(Sam Potolicchio ジョージタウン大学教授(グローバル教育ディレクター)、ロシア国家経済・公共政策大統領アカデミー特別教授、プリンストン・レビュー誌が選ぶ「アメリカ最高の教授」の1人)

 氏は言う。ロシアのウクライナ侵攻という賭けが途方もない失敗だったという点で、専門家の見方は一致しつつあると。


 ある著名な軍事専門家がポトリッキオ氏に語ったところによれば、ロシアはいくつかの計算違いをしていたという。
 

 第1に、ウクライナがすぐに降参るものと思い込んでいた。ウクライナ人の闘志と戦闘能力を見くびっていたロシア側は、初期段階で激しく動揺する羽目に陥った。

※確かに2月24日にウクライナに侵攻してから、3月8日までウクライナを軍隊で囲んでいるが、ウクライナ軍の士気溢れる戦いに攻めあぐねているようだ。ロシア軍は制空権を握ったと言っているが、事実は違うようだ。地上部隊も進めなく、キエフ近郊では64kmの車列が止まったままと言われる。ウクライナ軍は対空、対戦車などの携帯兵器を持っており、それで戦果をあげているという。

 第2に、元俳優のウォロディミル・ゼレンスキー大統領を中心に、ウクライナがこれほど有効なメディア戦略を展開することも予想できていなかった。ウクライナ人の言葉や戦いぶりは、世界の人々の共感を集めている。有名アスリートや元ミス・ウクライナ、前大統領などが武器を取り、祖国を守ろうとしている。

※ゼレンスキー大統領はTシャツ姿で映像に現れメッセージを送っている。統制の厳しいロシアの情報は流れて来ないが、ウクライナの情報は逐次流れて来る。

 第3に、ロシアは西側の結束を過小評価していた。西側諸国は、堕落と自信喪失と無関心ゆえに、ロシア軍がウクライナの首都キエフを制圧し、ウクライナ指導部の首をすげ替えることを容認するだろうと考えていた。また、西側諸国がウクライナを支援したり、ロシアに厳しい制裁を科したりすることはないと踏んでいたのだ。

※その目論見は完全にはずれた。ウクライナを支援するために西側諸国は中立のスイスやスエーデンやフィンランドも含めて武器を送ったり、難民を受け入れたりしている。米国を中心に厳しい経済的制裁も加えている。

 ウクライナ政府に責任転嫁これらの誤算が積み重なった結果、ロシアが軍事的勝利を手にするために、途方もない犠牲を払うことはもはや不可避だ。

 今のところはロシア国内でのプーチンの支持は上がっていると言われるが、ロシア兵の犠牲が増え、その遺体がロシアに帰るとロシア国内ではプーチン支持は低下し戦争反対の機運が高まると期待されている。

 ロシア兵の命とロシア経済に甚大な犠牲が生じるスピードとウクライナでの戦線の拡大のスピードとの競争だと指摘するコメンテーターがいた。

 ゼレンスキー大統領が言うように長い歴史の中で築き上げて来たウクライナ人の財産やおびただしい数の一般市民の命が失われることを1日も早く終わらせねばならない。

 

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