少量の飲酒も健康に良くないという研究
スマートニュースを見ていたら、「『適量の飲酒は健康にいい』説は間違い、『どんな量でも飲酒は心臓の健康を害する』ことが35万人超の調査結果で判明」という記事があった。
左党の私としては聞き捨てならぬと思い読んでみた。イギリスでの調査であった。イギリスのアングリア・ラスキン大学のルドルフ・シュッテしらが、適量とされるアルコールの摂取と心血管系の病気との関連を調べたのである。イギリスで推奨される「適量のお酒」の目安は、1週間に14単位までだそうだ。これはビールで言うと約3400ml、低アルコールワイン10杯分に相当するそうだ。日本の缶ビールは1本に350ml入っている。イギリスの基準にすると1週間に10本弱までということになる。
調査では適量を下回る飲酒量を保っている人でも、全く飲酒しない人と比べると、心血管疾患で入院する可能性が高いことが明らかになったという。特にビールや蒸留酒を飲む人に顕著で、アルコール度数4%のビールを1週間に約2270ml飲むごとに、心血管疾患に苦しむリスクが23%増加するという。
イギリスはウイスキーの国である。スコッチウイスキーは世界的な評判をほしいままにしている。ウイスキーは蒸留酒である。この調査結果をイギリス人はどう受け止めているのであろうか。
日本では蒸留酒といえば焼酎である。またビールを飲む人も多く、最近はクラフトビールの種類が増えていると言われる。私は冬季は日本酒を飲んでいるが日本酒も同じであろうか。
近年、アルコールの量を少なくすることが大事だと言われているが、少量のアルコールでも心血管疾患のリスクが増すというのは要注意ではある。私の父は飲酒家であったが私の年よりわかく酒をのまなくなった。弟も70代後半に酒を飲まなくなった。しかし、私自身は飲酒はなかなかやめられない。
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