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2022年1月29日 (土)

和歌山県のコロナ対策(その82)

 新型コロナウイルス対策に真剣に取り組む和歌山県のコロナ対策82号を下にコピペする。県民に逐一進行状況を説明するのが素晴らしい。仁科知事が首相だったら日本のコロナ対策も優れたものになっていただろう。他県の知事も見習ってもらいたいものだが、我が愛知県は新聞やテレビで知る以外、何をやっているのかさえ分からない状況である。残念でならない。

以下、和歌山通信から。

 新型コロナ感染症のオミクロン株は本当に感染力強く、 全国的に感染が急拡大、 和歌山県も例外ではありません。 目下これまでとは異次元の戦いを強いられています。 その中で、 大変ホットないくつかの話題についての見解を以下申し述べます。

1.陽性者ケアの切替

 和歌山県では、 全員入院を方針として、 第五波までは何とかこの方針を死守してきました。 他県でこういうところは1つもありませんので、 なぜそんなことを頑張るのかという議論は当然あります。

 それは第1に患者の安全ファーストだからです。 コロナという病気は厄介な病気で、 発症後4〜6日で肺炎になることが多く、 その後一部の人は急速に悪化することがあります。 第五波でも陽性判明時に無症状な人が入院後もずっと無症状で退院できる人は20%、 軽症の人が60%、 肺炎になる人が20%もありました。 そしてその中のまたおよそ20%が酸素投与を必要とする人で、 中には集中治療室で救命措置を余儀なくされる人や、 不幸にも亡くなられる人もいました。

 入院をしていただいておれば、 このような事態の変化を常にウォッチして対応することが可能です。 現に他県で若い人で入院できず自宅待機中に亡くなっていたという方がかなりの数に上りました。

 なんでこんなことがわかるのかというと実は全員入院で経過を全部追えたからです。 第六波はオミクロン株が中心で、 特徴はものすごく感染力が高い一方、 重症化する割合は少ないようです。 したがって、 入院までしなくてもいいという意見もあるでしょうが、 もし入院が可能ならそうしたほうが患者さんの命をより守れるわけですから、 できるだけ入院していただきたいという方針は堅持したいと思います。

 第2の理由は、 他人に感染させる連鎖を断つためには入院が最も効果があるからです。 隔離、 看護、 看視が一番きちんとできますから、 感染防止上有効です。 自宅の場合、 放ったらかしというのでは話が別ですが、 きちんとウォッチしてケアをすると、 実は病院に入院していただく以上に保健医療行政への手間がかかるということもあります。

 分散した多くの対象をきちんとケアをするオペレーションは大変ということは想像するとわかっていただけると思います。 こうして感染の蛇口を絞っていかないと、 感染がとめどなく広がって、 いくらホテルや病院の病床を確保しても間に合わず、 感染者が異常に拡大するとその一定割合はオミクロン株といえども重症化しますので、 また第五波の時のような医療ひっ迫が起こる恐れもあります。

 ただ現実にはオミクロン株の勢いが強すぎて、 全員入院の方針は実現できません。 人口当たり全国一の病床を用意していましたが足りません。 ホテルも多少用意してさらに増やしつつありますが足りません。

 そこで自宅療養を採用せざるを得なくなっています。 しかし、 自宅療養で大事なことは、 病状が悪化していないか、 常に看視をしておくことです。 その際普通は、 保健所の専門部隊とそれを応援するほかの部署の行政が行うべきですが、 その人々は新規陽性者の発見と積極的疫学調査でてんやわんやになっていますので人手が足りません。 そうして見落としがあっては大変です。

 そこで県医師会に協力をお願いして、 クリニックのお医者さんに自宅療養の担当の患者さんを決めて、 ハーシスシステムか電話で常に様子を聞いてもらうことにしました。 往診してくれるという人は有難いのですが、 感染防止のための防護も大変ですし、 もしも医師が感染したらクリニックの機能が停止して他の病気の方の面倒も診られなくなってしまいます。 したがって電話等で様子を聞いて、 専門的知見を生かして危ないという人を発見して、 その時は保健所にすぐ連絡してもらうという形にしています。 保健所はその人の所へ急行して入院措置をとるわけです。 このため、 第五波の時と違って、 コロナで入院のための病床は満杯にしないで、 少々余裕を持たせて運用し、 重症化した人にすぐ入ってもらえるようにしました。

 ただ、 比較の問題として入院していただくのが一番良いことは確かなので、 全員入院の方針はおろさず、 それが可能となるように新規感染者が減ってきたら、 徐々に元に戻していこうと思っています。

 和歌山県ではこのように、 患者の安全ファーストに必死で対応していますが、 オミクロン株の重症化リスクは低いとよく言われるものの、 既に肺炎になっている人が60人、 そのうち酸素吸入をしている人が6人(1月23日現在)と一定の人々には命の危険がある病気ですから、 あまり甘く見るといけません。 特に基礎疾患のある人や高齢の方は心配で、 ウイルスのちょっとした攻撃で亡くなる人も出る恐れがあります。 きちんと入院措置はしていたのに、 そういう方で、 お亡くなりになった方が既に2人に及んでいます。 痛恨の極みです。 心からご冥福をお祈りします。 しかし、 亡くなられた方が出たということは、 仮に十分なウォッチがなされずに、 自宅療養を余儀なくされていたら、 この数はもっと深刻なものになるのではないかということでしょう。

 

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