コーヒーをストレート(ブラック)で飲むのは日本特有文化?
日本には昔から緑茶や抹茶などを飲む習慣があって「お茶でもどうぞ」というと緑茶であった。それがコーヒーを飲むのは戦後いつのころからか日本人の習慣になって、「お茶する?」というと喫茶店でコーヒーを飲むことを意味した。喫茶店で日本茶を出すところは珍しくなってしまった。
コーヒーはこれまでに身体によいと言われたり、よくないと言われたり、評価が変わってきた。最近ではblogでも取り上げたように、1日に3~4杯のコーヒーは健康によいということになっている。
コーヒーを飲むとき、ストレート(ブラック)で飲む人とフレッシュを入れる人、砂糖も入れる人の3種類あると思う。私はフレッシュを入れて飲むが味がマイルドになるからだ。周りにはストレート(ブラック)で飲む人も多い。
スマートニュースを見ていたら「ブラックで飲む?飲まない?コーヒーをブラックで飲む効果とは」という記事を見つけた。
その記事によると、ストレート(ブラック)コーヒーは日本特有の文化であるというのだ。コーヒーに何も入れずに飲んでいるのは、世界でも日本くらいで、コーヒー大国の欧米ですら、砂糖やミルクをたっぷりと入れて甘い飲み物として飲むのが常識とされているというのだ。欧米でいう「ブラックコーヒー」は、ミルクを入れず、砂糖が入ってるものを指すそうだ。
日本では砂糖を入れる人は少ないが、健康志向で甘いものを控える人が多くなったことも影響しているだろう。
コーヒー豆の産地で有名なブラジルでは、砂糖とミルクをたっぷり入れて飲むということは昔聞いたことがあり、驚いたことを思い出す。
ロシアでは寒いので身体を温めるために卵黄とウオッカを入れたロシアンコーヒーをのむという。
このようにストレート(ブラック)で飲むことは、日本特有の文化だと言えるのだそうだ。なお、私たちはブラックコーヒーのことを普通「ストレート」と言っている。ブラックだと砂糖入れたものも見た目はブラックだからだ。
日本人がストレートでコーヒーを飲むのは、(※ここからはストレートと表す)
①日本はもともと素材の味を楽しむ食文化ということが関係しているという。ストレートだとコーヒー本来の風味や香りが楽しめるのだ。
②日本人の味覚が優れていたことが考えられるという。素材のうま味成分を感じ取ることができたため、コーヒー豆の苦味の奥にある深いうま味や甘みを感じ取ることができたのだろうという。そういえば「うま味」というコトバは西欧のコトバに取り入れられた。
日本では市販のブラックコーヒーの中で、加糖や微糖といったものも登場しているそうで、見た目で言っていることが分かる。だから私が指摘したように、「ストレート」がよいのだ。
ストレートコーヒーは低カロリーで、カップ1杯あたり約4kcal程度である。(※コーヒー粉10gを150mlの熱湯で浸出した場合)
クロロゲン酸による健康効果がある。コーヒーにはポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が豊富に含まれている。抗酸化作用があると言われており、病気の原因ともなる活性酸素を除去する働きを持ち、体内の酸化を防ぐ効果が期待できるのだ。
体内の酸化を防ぐことによって、血液の流れを良くし、脳梗塞や心筋梗塞などの生活習慣病の予防にも良いとされているという。
コーヒーに含まれるカフェインには脂肪を燃やす効果があると言われている。
体内に入ったカフェインは交感神経を刺激し、血行を良くする働きがある。それによって新陳代謝が活発になり脂肪が燃えやすくなるのだそうだ。
また、運動前30分~1時間前に飲むことでさらに脂肪燃焼効果が高まると言われている。
UCCが行ったアンケート調査によると、ブラックが飲めるようになった年齢は20代~30代が最も多いとされている。いつの間にか飲めていたという人が全体の70%以上を占めているとも。
わが家ではコーヒーは焙煎してもらって豆で買っている。豆はその都度違う産地のものを買っている。
コーヒーは淹れ方でずいぶん味が変わると思う。同じ豆で淹れても味が同じではない。それを楽しんでいる。ストレートもよいと思っている。
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