NHKガッテンで知った「汗」の大切さ
私はどちらかというと汗かきである。だから中年以後汗をかく夏が苦手になった。ただ、冬でも寝るとき炬燵などは使わないが汗をかくことがよくある。布団に入るとすぐに温かくなるのだ。大変ありがたいことだと思っている。
その汗について12月8日のNHKガッテンでは皮膚にとって大事なものだと言っていた。汗は暑い夏に体を冷やすだけではなく、皮膚を守るバリアとしての役割もあることが判明。「基礎発汗」という特別な汗が、皮膚に必要な保湿成分を絶え間なく供給しているというのである。
汗には様々な保湿成分が入っている。「尿素」「乳酸」「乳酸ナトリウム」「乳酸カリウム」が主要な保湿成分だという。これらの成分は水とくっつきやすい性質をもっているため、皮膚の表面の水分・角層の水分・空気中の水分と結びつき、いわば「水のバリア」を作ってくれる。その働きで、私たちの肌を乾燥から守ってくれるという。
この成分の1つ、水酸ナトリウムは和菓子をモチっと保つために使われているという。
肌の保湿にとって重要なのが、目に見えないほど少量ですが常に皮膚から出ている汗で、「基礎発汗」という。この基礎発汗を増やすためにはふだんから汗をかくことを意識した生活をする「汗活」が有効だというのだ。やり方は簡単で、
①湯船につかる
②辛いものや温かいものを食べる
③運動をする
など、汗をかくような行為をするだけである。
日本人は風呂に入るとき、湯船につかると思っていたら、なかには湯船につからない人もいるというから驚いた。西洋や中国ではシャワーが多いようだが乾燥肌になりやすいのではないか。
番組で乾燥肌で困っている人に上記の「汗活」を2週間やってもらったら改善した。
乾燥肌の原因には加齢、皮膚の冷え、皮脂の分泌不足、紫外線に当たりすぎ、なども考えられるという。よくならないときは皮膚科医に談するとよい。
汗をかくことが大切なことを知って汗かきの自分は安心した。
注意点は、
・皮膚の表面に残っている汗は、皮膚のトラブルを引き起こすことがあるので、必ずふき取るか洗い流す。
・汗の効果を最大限に発揮させるためにも、保湿剤は重要だから、保湿剤の使用を急にやめることはしない。
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