石原伸晃氏の税金による失業
岸田政権は元衆院議員の石原伸晃氏を、12月3日付けで内閣官房参与に任命した。
任命理由について松野官房長官は「観光分野をはじめとした幅広い知識と経験を有しており、観光立国等の分野で総理に対して有益な情報提供やアドバイスを行う内閣官房参与として適任」として、岸田首相が判断したと述べた。
石原氏は岸田首相の盟友の一人と言われており、9月の総裁選でも首相を支援した。10月の衆院選では小選挙区で落選し、比例区での復活さえできなかった。それで自からが率いる石原派の会長を辞任した。
自民党の幹事長や大臣をやったことのある重鎮とはいえ、選挙民から愛想をつかされた人物を内閣参与として適任として任命したのだ。どうみても失業者救済人事である。
日給は一律で「26400円」で、一日何時間というきめはないという。月額143万8千円の特別公務員。ネットでは「税金の無駄遣い」と厳しい声が上がっているのも当然だ。
《看護士の給料は月に4000円しか上げないくせにこんな民意で落選した石原伸晃氏には1日26400円もやるわけ??税金の無駄遣いすぎにも程がある》など。本当に誰が見ても税金の無駄遣いである。
内閣官房参与は「首相のアドバイザー的な存在」で、内閣官房参与を創設したのは中曽根政権である。1987年11月に総理大臣決定「内閣官房に参与を置く規則」を定めた。身分は非常勤で一般職の国家公務員であり、「内閣総理大臣の諮問に答え、意見を述べることとされている」という。当初は参与の枠は1人だったが徐々に枠が拡大し、2008年に上限が撤廃された。
10月に発足した岸田政権では小泉元首相の政務秘書官を務めた飯島勲氏や、第2次安倍政権で首相補佐官を務めた今井尚哉氏ら8人を再任していたという。8人もいるとは驚いた!!そのうち6人は菅前首相が任命したという。一人辞めたが石原氏の任命でやはり8人も税金喰い虫がいるのだ。
このアドバイザーたちの助言で日本の政治はよくなるのだろうか?そんなことはないことはこれまでの政権の政治を見ればわかることだ。
« 歩けば歩くほど健康によい? | トップページ | 使われなくなった「もしもし」 »
「政治・経済」カテゴリの記事
- 都知事先ポスター掲示問題(2024.06.23)
- 政治資金規正法が強行採決で成立したが(2024.06.21)
- 政治資金規正法改正の問題点(2024.06.07)
- 首相は衆院解散を断念か(2024.06.06)
- 生ヌルイ政治資金規正法改正(2024.06.03)
コメント