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2021年10月25日 (月)

山崎川で狂い咲の桜をみつけた

 21日にウオーキングをしていたら、山崎川にたった一つの木の橋である鼎小橋の、薬学部側を少し過ぎたところにある桜の木に白いものが見えた。「桜?」と思い近寄って見ると思った通り桜の花が咲いていた。2か所に3つか4つ咲いていた。

 数日前から気温が急に下がって来たのでどうして今頃桜が狂い咲するのだろうと不思議であった。

 この桜の木は、私が毎年注目しているいわば観察木で、桜が咲くことになると山崎川で一番先に花が咲く木である。この木に花が咲き始めると少したって他の木にも桜が開花するのだ。それにしても急に寒くなったのに何を勘違いしているのだろう。

 この日から私は手袋をして歩き始めたというのに。この桜はもちろんソメイヨシノである。寒いときに咲くヒカンサクラではない。

 ネットで調べたら、次のが見つかった。「通常では春にしか咲かないサクラが秋に咲くことがある。季節はずれに咲くことを『狂い咲き』または『返り咲き』という。その原因とはなにか。一つにアメリカシロヒトリの食害で、もう一つは台風である。

 狂い咲きと食害や台風はどんな関係があるのか。サクラの花芽は夏の間にできる。そして、冬の低温に備えるために葉から休眠ホルモンを出し、花芽を硬くして翌年の春まで咲かないようにしているのだ。

 しかし、虫による食害や台風などでほとんどの葉を失ってしまうと、休眠ホルモンの供給がストップしてしまう。すると、休眠できずに秋、気温が丁度良くなった頃に花が開いてしまうのだ。休眠ホルモンはアブシジン酸といわれているが、確定しているのかは知らない。秋に花開いた所には翌年の春に花はつかないが、全部の花芽が狂い咲きするわけではないので、狂い咲きしたサクラは咲く」

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