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2021年10月12日 (火)

岸田首相は核兵器禁止条約を批准すべし

 10日のサンデーモーニングで岸田首相の核兵器禁止へのかかわりを取り上げていた。首相就任演説では「第3に、地球規模の課題に向き合い、人類に貢献し、国際社会を主導する覚悟です。核軍縮・不拡散、気候変動などの課題解決に向け、我が国の存在感を高めていきます。被爆地広島出身の首相として、私が目指すのは、『核兵器のない世界』です。私が立ち上げた賢人会議も活用し、核兵器国と非核兵器国の橋渡しに努め、唯一の戦争被爆国としての責務を果たします。これまで世界の偉大なリーダーたちが幾度となく挑戦してきた核廃絶という名のたいまつを、私も、この手にしっかりと引き継ぎ、『核兵器のない世界』に向け、全力を尽くします。」と述べた。
 

 しかし、肝心の核兵器禁止条約の批准については記者会見で「核保有国は批准していません」と言葉を濁した。核兵器保有国が批准していないのは核兵器があるからすぐには批准できないという理屈だろうが、核兵器のない、しかも世界で唯一の被爆国としての日本は率先して、堂々と批准をすべきである。
 

 コメンテーターの寺島氏は、米国の核の傘に入っているからできないのだと指摘していたが、それとこれとは別である。地球を守るという視点に立てば、地球温暖化と同じように最重要課題である。日本は被爆国として批准をして、率先して核兵器のない世界を目指してリーダーシップをとるべきである。

 サーロン節子さんは広島出身の岸田首相に手紙を送って核兵器禁止条約の批准を訴えた「核兵器を、非人道的でいかなる場合も許容できない兵器であるとして全面禁止したこの条約に、唯一の戦争被爆国日本が背を向けていることが許されるでしょうか。日本がこの条約に加われば、それは世界全体に大きな波及効果をもたらし、核保有国さえ動かします。広島選出の総理大臣がその決断をせずに、いったい他に誰がそれをするのでしょうか」と記し、▼核兵器廃絶は最優先事項であること、▼核兵器禁止条約への署名・批准を目指すことを公約とし、来年3月に予定されている条約の締約国会議にオブザーバーとして参加するよう求めた。

 だが、岸田首相はあいまいな態度である。本当に情けない。いったい誰に気を使って核兵器禁止に踏み出せないのか。安倍元首相や麻生氏などに忖度すべきではないのだ。

 「国際社会を主導する」とか「核兵器のない世界へ向けて全力を尽くします」などきれいな言葉を並べているが、では具体的にはどう進めるのかは述べられていない。この場合は「核兵器禁止条約批准」が具体的な行動である。

 安倍元首相も菅前首相そうであったが、抽象的な美辞麗句を並べて国民を煙に巻いてきた。岸田首相はそのやり方を受け継いではいけないのだ。

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