自民党総裁選ばかりの報道にうんざり
17日に自民党総裁選が始まり4人の立候補者が決まった。この日の夕方7時のNHKニュースは通常の時間を延長して立候補者のことなどを伝えた。その前から総裁選に誰が出るかということで関連したニュースが流された。それに対し申し訳のように立憲民主党のニュースが流された。
このところ民間放送も新聞も自民党総裁選をメインにして取り上げている。29日の投票日までにこうした状態が続くのかと思うとうんざりである。
これまで与党の公明党を始め、野党各党の党首選挙などでは簡単に伝えられただけであった。自民党総裁選は昨年と打って変わって4人の争いとなったこともあってこ、こぞとばかり取り上げられているのだ。
10月には衆院選が控えている。これは任期満了なので確実に行われる。今この時期に自民党総裁選があり、それを連日取り上げることは、自民党にとってこの上もなく有難いことである。報道各社は自民党をおっぴらに応援するために総裁選を大々的に報道しているとしか考えられない。
菅首相が退陣したことによって野党にとって衆院選の攻撃目標を失ってしまった。これまで自民不利と書いていた週刊誌も自民が非常に有利だと書いている。
野党はニュースに取り上げられるような情報をどんどんと発表することだ。多分無視されるであろうが。これまで9年間自民党が強力すぎるのでメディアも自民を忖度した報道をするようになった。残念ながら弱い野党は馬鹿にされているだけだ。
しかし、衆院選が控えるこの時期、メディアは自民を圧倒的に有利にする報道過剰は控えるべきである。メディアの役割は権力の監視である。
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