理解しがたいタリバン
タリバンが再びアフガニスタンの支配者となった。タリバンとは若い神学徒という意味だとどこかで読んだが、彼らはイスラム教の教え、イスラム法によって統治すると言っているようだ。
前回は女性の就労や教育を受ける権利を奪われた。その後政権が代わって女性の社会進出や教育を受ける権利が認められた。ところがタリバンが政権につくことによって再び女性の権利などが抑えつけられると危惧されている。
メディアが報じるところによると、美容院などが閉鎖に追い込まれたようだ。タリバンの連中はみな立派な髭を持っている。男性に対しても髭を伸ばすように強制しているようだ。私など髭が薄いので伸ばしても口の周りやあごに少し無精ひげができる程度だ。そういうのは認められるのだろうか。
スマートニュースを見ていたら、タリバンが人気歌手を銃殺したと報じていた。隠れていたところを見つけて殺したのだ。タリバンによるとイスラムの宗教で使われる僅かな音楽以外は一切禁止すると言っている。音楽を禁止するなど信じられない。
私はイスラム教のことは全く分からないが、女性に肌を見せることを禁じたり、収入を得る仕事を禁じたり、教育を受けさせなかったり、世界の常識から理解しがたいことだ。
また、自爆テロを行うがそれは本人が進んでやるのか強制されてやるのかどちらだろう。多分強制によって自爆させるのだと思うのだが。自爆して死んだら天国へ行けるということらしいが、そういうことを神が認めるのが信じがたい。
そういうタリバンがどうして武力によるとは言え、アフガニスタンで政権を倒すことができたのか理解に苦しむところである。
国外にいるアフガニスタンの人たちは世界各地で助けて欲しいとデモや集会をして声を上げている。日本政府や欧米諸国やアジアの国はタリバンに国民の権利を奪い抑圧することがないよう働きかけるべきだ。
世界的にコロナが猛威を奮っているが、アフガニスタンのコロナはどうなっているのだろうう。メディアでは報道しないが心配である。
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