「じいじ」という呼び方
9月25日の朝日新聞「いわせてもらおう」に「じいじ」という言い方が2回、フロントランナーに1回出ていた。「じいじ」というのは孫などがおじいさんを呼ぶとき使う呼び方でおばあさんの場合は「ばあば」というようだ。
「じいじ」「ばあば」はよく聞いたり見たりする使い方である。いつの頃から使われるようになったのかは知らない。コトバンク大辞泉には「《「じじ(祖父)」の音変化》祖父をいう幼児語。⇔ばあば」と簡単な説明であった。
幼児が言いやすいように「じいじ」「ばあば」と使っているうちに子どもが成長してもそのまま使っているのであろう。
これによく似た呼び方に「父ちゃん」「かあちゃん」がある。私の場合この呼び方で育てられたので大きくなったら恥ずかしくて言えなかった。「お父さん」「お母さん」なら恥ずかしくないのにと思ったことであった。成人すると「おやじ」「おふくろ」と呼んでいた。
それで子どもができたとき、私は「お父さん」「お母さん」と呼ぶようにして育てた。だから子どもたちは大きくなっても違和感なくそう呼んでいる。
ところで「じいじ」「ばあば」だが、私には残念ながら孫がいないのでこれまでに誰からも「おじいさん」と呼ばれたことがない。もし孫がいても「じいじ」とは呼ばせない。「おじいさん」がいいと思う。私自身は祖父をおじいさん、祖母をおばあさんと呼んでいた。
世間では「じいじ」「ばあば」が多いようだが、そのうち別の呼び方に変わっていくのだろうか。
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私の個人的な感覚では「じいじ」「ばあば」という呼び方は大いにきらいである。
なぜきらいなのか。生まれ育った地域では「おじいちゃん」「おばあちゃん」だったからかもしれない。響きも悪く感じるし。
ただし、同じ神奈川県内でも今は隣町に暮らしているが、「じいじ」「ばあば」をけっこう耳にする。50年以上前からそうだったのか、ここ10年20年の間にそうなったのかはよくわからないが。
親の呼び方も、私と同じ学校に通っていた者は「お父さん」「お母さん」だったが、なのに自分達が親になると「パパ」「ママ」と呼ばせている人が多いのにはおどろいてしまう。
我々60代の者でさえわずか1世代でそうなってしまうのだから、その次の世代以下がどうなるかは・・・
ちなみに河野太郎がパワハラがどうとか指摘されて、神奈川県の平塚市に生まれ育ったので「平塚弁は言葉がきついんですよ」とか何とかわけのわからない言い訳をしていた。神奈川県の言葉だって50年前と今ではだいぶ変わっているのに。
しかも「平塚弁」だなんて初めて耳にしたが、言葉がきついなら河内弁やらその他色々あるはず。言葉の問題ではなく本人の態度の問題です。
たぶん総裁に選ばれることはないだろうが、もしもなってしまったら日本は迷走を始めることでしょう。
投稿: たりらりら | 2021年9月29日 (水) 11時02分