最高血圧は「年齢+90」を目安でよいという
スマートニュースを見ていたら、「血圧は年齢+90」位が適切という記事が目についた。「血圧は年齢+90」というのは何十年も前に言われていたことである。その後だんだんと血圧の基準値が下げられて、現在は高血圧の基準は、家庭血圧で135/85mmHg以上、診察室血圧では140/90mmHg、正常血圧は家庭で115/80mmHg以下,診察室血圧で120/80mmHg以下とされている。基準値の改定の度に高血圧患者が増え、現在は日本に約4300万人もいると推定されている。降圧剤は製薬メーカーによっていろいろ作られ、製薬会社や医者の収入源となっている。
一方で降圧剤による副作用もいわれ、身体が弱って来ると副作用が強く成ると言われる。週刊誌などでは飲んではいけない降圧剤の名を見る。
先日、かかりつけの泌尿器科医院の先生に「昔は年齢+90と言われてましたね」と言ったら、それは過去の話しだと言われた。
そんなとき、ネットで「年齢+90」で良いという記事を見つけたのだ。記事を書いたのは満尾正医師である。同医師によると、上の血圧の目安は「年齢+90」くらいが適切だというのだ。昔言われていたのと同じである。
満尾医師の説明によると、さほど高くない血圧を無理に薬で下げると血流が低下するという。当然脳の血流も低下する。しかし、脳の健康を保つためには、血流定価は問題だというのだ。
降圧剤を飲む人が増えたことで、脳溢血の患者は減ったが、一方で脳梗塞の患者は増えているというのだ。私のかかりつけの医者も循環器専門だが、脳梗塞を防ぐことが大事だと言って血液さらされの薬を処方する。
脳の血流が低下すると視力の低下も招き、思考力も落ちるという。血圧が少し高いくらいの方が元気がいいそうだ。
私は毎朝起きると血圧を測っているが、最近やや高いことが多くなった。原因は思い当たらない。満尾医師は朝起きた後トイレを済ませて測り、夜寝る前にも測るとよいと勧めている。以前NHKガッテンでも1日2回測ることを勧めていた。でも私は面倒なので夜は測っていない。
なお、満尾医師はコレステロールについて、新しいことがどんどん分かってきており、これまでLDLとHDLをそれぞれ悪玉、善玉と呼んでLDL値が高いと下げる薬と処方されたが、最新の研究では心筋梗塞など心臓血管障害の直接の原因はLDL値が高いことではなく、組織の炎症だと分かっているという。炎症を修復するためにLDLが増えているので、LDLは組織修復のために必要なのだそうだ。だから薬で下げてしまうことは危険だという。
« 長かった閉会式 | トップページ | 体力の衰えを痛感する »
「健康」カテゴリの記事
- 10月からはジェネリック医薬品が割安(2024.09.22)
- 紙の保険証廃止後は?(2024.08.23)
- 良い睡眠のために(2024.08.10)
- i一番長生きする睡眠時間(2024.08.08)
- 健康10か条のこと(2024.07.30)
コメント