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2021年7月10日 (土)

スマホが脳に与える影響

 今やスマホは世界中で使われ、小さな子供から高齢者まで普及している。電話を発明したベルがこのことを知ったら驚愕するであろう。

 スマホは持ち運びのできるコンピュータで、これ一つあればほとんどのことができてしまうから、生活するうえでの必須アイテムである。

 いったい一日にどのくらいの時間スマホに向かっているのだろうと思ってネットで調べたら、日本人の平均は1日2~3時間、学生だと6時間も使うとあった。

 これほどスマホに向かっていると、脳にもよくないのではないかと思っていたら、ダイヤモンドオンラインにスマホは脳を悪くするという記事があった。 

 スマホの使い過ぎが脳に負荷をかけ、記憶障害や判断力の低下、集中力の低下を引き起こすと言われているそうだ。そして一つの実験を紹介してあった。「5分間のスマホ利用で記憶に重大な障害」というもので外国のものだ。

【健常者64人と軽度認知障害者20人を実験群、健常者36人を対照群として次の実験を行った。

 実験群に対しては、最初に10個の単語を見せ、それを思い出しながら書き出してもらうテストを行う。それを(1)スマホを使う前、(2)スマホを5分間使った直後、(3)スマホを5分間使ってから5分後――という3パターンでスコアを比較する。

 一方、対照群はスマホを使わず、実験群と同じ時間間隔でテストを行った。

 その結果、実験群ではスマホを使った直後の健常者のスコアがもっとも低く、3回目の測定(2回目の測定から5分後)はスマホを使った直後よりもスコアは良かったが、スマホを使う前のスコアよりも下だった。

 反対にスマホを使わなかった対照群は1回目、2回目、3回目とテストの度にだんだんとスコアが上昇、すべて実験群を上回った。またスマホを使った60~80歳の老齢者は、若い年齢層に比べてスコアの低下が大きかった。】

 スマホを使うことが単純な作業でも影響を与えるというのは興味深い。高齢者は若者より良くなかったというのも理解できる。

 なぜ、このようなことが起きたのか?記事は次のように解説している。

【認知心理学にはワーキングメモリー(作業記憶)という概念がある。脳は作業に必要な情報を一時的に記憶し、作業が終わると必要な情報と不要な情報を整理して、不要な情報は消す。その一時的な情報整理の作業を行う場所がワーキングメモリーだ。

 ワーキングメモリーで情報は整理され、記憶されるが、スマホを四六時中使っていると常にワーキングメモリーに新しい情報が入るため、整理する暇がない。そのため、記憶が定着せず、記憶力が落ちることになる。スマホは本当に記憶力を低下させるのだ。】

 ワーキングメモリについて知らなかったので、ネットで調べたらいろいろな説明があった。その一つ。

【ワーキングメモリは認知心理学で用いられる構成概念で、作業記憶、作動記憶と呼ばれることもあります。脳の前頭前野の働きの一つで、作業や動作に必要な情報を一時的に記憶し処理する能力で、私たちの行動や判断に影響しています。なかなか馴染みのない言葉ですが、実は私たちの日常に深く関係している機能なのです。

 ワーキングメモリの役割は、入ってきた情報を脳内にメモ書きし、どの情報に対応すればよいのか整理し、不要な情報は削除することです。ワーキングメモリの働きによって、瞬時に適切な判断を行うことができます。

 例えば、私たちが会話ができるのは、相手の話を一時的に覚えて(記憶)、話の内容から相手の意図をくみ取り(整理) 、話の展開に従って前の情報をどんどん忘れる(削除)という作業を無意識に行っているからです。このような情報処理の流れは、読み書き、運動、学習等、日常における様々な活動に関わっています。】

 なるほど脳にはそういう働きがあるのか。スマホの使い過ぎはそれを狂わせるのか。ちなみに私はスマホは電話とLINEの他には検索エンジンで調べることとニュースを読む程度である。ゲームやYuoTubeなどはやらない。blogを書くのはパソコンでやっている。

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