IT時代で手狭になった教室
16日の朝日新聞に「教室『もっと広く』文科省が通知へ」という記事があった。今春から小中学生に原則1人1台の情報端末が配備され、より大きな机が必要になり、教室が手狭になっているからだという。
多くの学校で必要になる老朽化対策と一体で教室の拡大を行うことを提案するという。直ちに対策が必要な築40年以上の公立小中学校は、昨年時点で約46%に上るという。
これまでの机の面積は60cm×40cmだったが、新規格では65cm×45cmにするそうだ。その他に電子黒板や保管庫を置くスペースも必要だ。
この記事を読んで、二つのことを思った。その一つは60年ほど前に教員になった時のことだ。知多の田舎の学校で最初の年は児童数が35人ぐらいだったが、次の年には49人を受け持ったことを思い出す。教室の前から後ろまでぎっしり机がならんだ。
児童数が増えた理由は愛知用水の工事であった。工事関係人が家族連れできたので一気に増えたのであった。
その後も学級定員はずっと40人以上で、名古屋に転勤しても退職するまで定員は変わらなかったように思う。
もう一つは、パソコンのことだ。退職まじかになって学校にパソコンが入った。まだWindowsの初期のパソコンであった。パソコンのために教室が1つ用意され、週に1回ずつ児童がパソコンに触ったが、パソコンは確か2台ぐらいで、グループで交代にパソコンに触れた。パソコンを操作すると言っても、起動したり、ソフトを立ち上げたりすることであった。パソコンが1台50万円もしていた時代である。教員の中でもまだワープロが全盛時代であった。
あれから28年ぐらい、今やタブレットパソコンを1人1台という時代になったのだ。今の学校の現状は全く知らないが、今の子どもたちはパソコンやスマホを扱う子が多いと思うし、インターネットも自由に使えるのであろう。まさに隔世の感がある。
IT時代になって、それに応じて教室の広さも変わっていくのだ。
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