大坂選手の全仏オープン棄権
大坂なおみ選手が全仏オープンの1回戦に勝利のあと、コート上でのインタビューには応じたが、その後の記者会見を拒否し、1万5000$の罰金を課せられた。
記者会見が全仏オープンの規定で義務でけられているのは知らなかったが、だからと言って選手の体調や心理状態を考慮せず強制するのはいかがなものかと思う。
大坂選手は2018年の全米オープンで初優勝したが、それ以来「うつに苦しんでいた」と告白している。記者会見が相当の心の負担になっていたようだ。
罰金の他に「違反行為」が続けば全仏の失格だけでなく、4大大会出場停止の警告も受けた。結局大坂選手は棄権の道を選んだ。彼女は「大会や他の選手、私自身のことを考えると棄権することがベストだと思う。邪魔になりたくなかった」とツイートしたという。
セリーナ・ウイリアムズ選手やジョコビッチ選手も大坂選手を支持している。選手は試合でベストを尽くして戦うことが一番大事なことで、記者会見はいわばサービス的なことである。それを義務として強制し、拒否すれば罰金を課すというのは行き過ぎだと思う。
約156万円の罰金は約60億円の年収の大坂選手にとっては屁とも感じないはした金だろうが、全仏オープン制覇という夢を捨ててまで意思を貫いたのは凄いことだと思う。
次は何時の大会に出るのか、東京オリンピック出場はどうするのか・・・と心配だが早く回復して元気なプレーを見せて欲しい。
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