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2021年6月13日 (日)

党首討論で「やぎさん答弁」の菅首相

 2年ぶりという党首討論をライブで見たが例によってかみ合わない討論が目立った。一番はっきりしていたのは、共産党の志位委員長が、国民の命を危険にさらしてまでもオリンピック・パラリンピックをやる「理由」について質問したのに対して、理由について無視して答えず、聞き飽きた答弁をしたことであった。小学校低学年でもわかる質問なのにはぐらかしていた。

 立憲民主党の枝野代表が「国民の命と健康を守っていく。これが開催の前提条件である」などと国会で答弁していたことの真意をただしたが、質問に答えようとせず、「オリンピックについても、私の考え方をぜひ説明させていただきたい」と、枝野氏の持ち時間30分のうち、6分超の長口舌をふるった。また、前回の東京オリンピックの思い出を2分半も語ったといわれるが、党首討論では持ち時間が決まっているので、簡潔に答弁すべきである。どうでもよいことを長々としゃべって持ち時間を減らそうというのは卑怯である。

 天声人語によると、国会で五輪を開催するかしないかと問われて、何を聞かれても「国民の命と健康を守っていく」一辺倒であることについて、上西充子法政大教授は「やぎさんゆうびんのよう」と評し、SNSでは「やぎさん答弁」と言われていると紹介していた。

 「国民の命と健康を守ってい行く」と繰り返すが、このフレーズは非常に抽象的である。どうやって守っていくのかについては何も示さないのだ。「ワクチンが切り札だ。10~11月には必要な人、希望する人全員を終えるようにしたい」と述べたが、東京五輪。パラは7月から始まるのだ。選手には全員ワクチンを打つし、PCR検査も毎日やるというが、それで新型コロナ対策は十分でないとは素人でもわかることだ。

 また命と健康を守るほかに、「国民の生活を守る」ことが喫緊の課題となっている。そのために国会の延長や補正予算につて枝野氏たちが質したが、菅首相は受け入れなかった。非常事態宣言下で収入や生活に窮している人たちをどうやって助けていくのかという道筋が見えない。

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