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2021年6月15日 (火)

シミチョロ

 暑くなったので襟のついた半そでのTシャツを上着として着ている。ボタンを上まですればよいのだが、空気を入れるために一番上のボタンは留めないで着ている。

 昨日食事をしているとき、妻が「白いシャツが見えているよ」と言った。下着は丸首の白いシャツを着ているので襟の部分がちょっと覗いているのだ。本当はVネックの下着を着ればよいのだが丸首もあるのでそれを着ていたのだ。

 ちょっと覗いているのは確かにみっともない。その時、ふと思い浮かんだ言葉があった。「シミチョロ」である。おそらくこの言葉は今は死語となっているであろう。後期高齢の女性なら知っているかも知れないが。

 戦後アメリカの文化が入ってきて、若い女性はシミーズを着るようになった。中年や年寄りはまだ腰巻や着物を着ている人が多かった頃である。

 その上夏になると暑いので女性も上半身裸の人が多かった。私の母も家ではその仲間であった。そんなときに、近所に女学校の校長先生の奥さんがいて、その人はシミーズを着ていた。夏はシミーズ姿であった。子ども心にシミーズはいいなと思ったものであった。
ところで「シミチョロ」だが、女学生など若い女性で時たまシミーズの裾がスカートの下からチラッと見えている人がいた。その様子を「シミチョロ」と言ったのである。

 シャツでも見えるのは格好が悪いがシミーズの場合はもっとみっともない。女性の下着だからである。今と違って足でさえ膝下まで隠していたのであった。

 念のために「シミチョロ」をネットで検索したら、いくつもヒットしたので驚いた。昭和40年頃まで使われていたらしい。シミーズはその後スリップに変わったが、「スリチョロ」とは言わない。スリップになって見えなくなったのかもしれない。

 ここまで書いてまたネットで見ていたら、いつのころからか「シミチョロファッション」というのがあると出ていた。スリップの裾にレースの模様がついていて、それをわざわざ見せるらしい。そういえば若い子でレースの裾を見せているのを見たことがある。シミチョロだと思って見ていたがわざとだとは!時代も変わってきたものである。

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