« 関節、姿勢、筋肉 | トップページ | 2回目のワクチン接種をした »

2021年6月20日 (日)

中国の大学入試で日本語を選ぶ学生が増えているという

 newspassを見ていたら「高考」(ガオカオ)という全国大学統一入学試験で外国語の受験科目として日本語を選ぶ学生が増えているという記事を見つけた。私は外国人に日本語を教えているので目に付いたのだ。

 中国では、高考の外国語に英語のほかに日本語、ロシア語、フランス語、ドイツ語、スペイン語を選択できるという。ずいぶん多くの外国語が試験科目にあるのに驚いた。

 日本語を選ぶ学生が増えたのは、5年ほど前に、中国のある日本語学校が「日本語なら、あなたも高得点が見込める」と宣伝したことなどをきっかけだという。

 日本語選択者は2016年には全国でも1万人に満たなかったが、2017年には約1万6000人、2019年には約4万8000人と増加し、2020年には10万人を突破した。

 急増の理由は、英語よりも比較的簡単に高得点が取れるからだ。日本語には漢字が多く、中国人にとって最も学びやすい言語である。その上、高考の日本語受験に必要な語彙数は約2000と英語に比べて少なく、試験の難易度も低いという。

 また、全国統一試験なのに英語などは省や都市によって試験問題が異なるが、日本語はどこで受験しても同じ問題なのだそうだ。

 全国的に見て受験難易度が高いといわれる広東省、浙江省などの“激戦省”では、この3年ほどの間に英語から日本語に鞍替えした受験生が急増した。その反面、受験難易度が低いのに、学習環境が充実している北京市などでは、英語での受験者が圧倒的に多く、わざわざ日本語に鞍替えしようとする人は少ないそうだ。

 高考で日本語が選択される理由はその他に、やはり、日本語のアニメやドラマ、音楽、ゲームなどの影響が非常に大きいことだという。

 また、2014年頃から始まった海外旅行ブームのなかで、家族とともに日本旅行に行った経験を持つ若者が増えていることも影響しているだろう。日本に親しみを持ち、日本語も勉強してみたいといった興味が日本語学習につながっていると言える。

 ほかにも「日本への留学や日本での就職につながるかもしれないから」「親戚や友だちが日本に数多く住んでいて、将来、自分も日本語を使う機会があるかもしれないから」などの理由で日本語を選択する人が増えているようだ。

 さらに日本語が学べる(日本語という選択科目がある)高校が増えているそうだ。日本語教室に来る学習者も中国で勉強してきたという人も見かける。中国人で日本語を学ぼうとする人たちが増えていることは相互理解のためにもいいことだと思う。

|

« 関節、姿勢、筋肉 | トップページ | 2回目のワクチン接種をした »

話題」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 関節、姿勢、筋肉 | トップページ | 2回目のワクチン接種をした »