マスクで変わる人の見方
9日の羽鳥モーニングショーで、0「若者とマスク」について取り上げていた。新型コロナウイルス禍でマスク着用が義務ではないが強く要請されて以来、マスク着用の習慣のない西欧諸国もマスクをするようになった。もともとマスクをする習慣のある日本ではほぼ全員が真面目にマスクをしている。初めのうちはマスクをしない人もいてマスク警察などというマスクをしない人に注意する人まで現れたくらいだ。
私は道を歩いているとき、自転車で行くとき、他の人との距離があるときはマスクをしないが、一般の人はマスクをしているので感心する。
それだけ行きわたったマスク着用だが、着用によって人との接し方が変わったというのが番組が取り上げた内容であった。
驚いたのは、昨年4月に大学に入学して他の人のマスクがない顔を見たことがないという学生がいることだ。オンライン授業の時はマスクを取るので見るという学生もいた。
マスクをしていると自分がマスクを外した顔を見られたときどう見られるかを気にするという若者もたくさんいた。確かにマスクをしていると目と額しか分からないから、どんな顔の人なのか想像するよりほかはない。
それで若者の恋愛観も変わって来たというのだ。マスクを外して見せてとは言いにくいので、マスクのない顔を見るには食事に誘って食べるところを見るのが一番だという。マスクをしていることによって顔を見て好きになるとか、一目惚れをするとかいうことがなくなったという。
私のような高齢者でも初めての人を見たとき、この人はどんな人だろうと推察することが難しい。
悪いことをする連中はマスクのようなもので顔を隠すがそれはどんな人物かを知られないようにである。同様にマスクは人をも隠すのだ。
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