体力年齢について
以下に載せたのは、健康講座でのレクチャーをもとにしたものである。
日本人の95%は「猫背」だそうだ。私も猫背だが、確かにピンと背筋が伸びた姿勢の良い人は少ないように思う。欧米人には「猫背」がいないという。また日本人には腰の曲がった高齢者が世界で一番多いが、欧米では腰の曲がった人はいないそうだ。姿勢は動作をしているときに気を付けるようにするのがポイントで、椅子に座っているとか休んでいるときはどんな姿勢でもよいという。
介護施設にいる寝たきり高齢者は、日本は34%あまり、スエーデンはたったの2%で、ヨーロッパでは4%だそうだ。
欧米の人は「体力年齢」を常に考えているから、姿勢が良く、寝たきりも少ないのだという。
年齢には、実年齢と体力年齢があり、体力年齢を若く保つことがだいじだという。
体力年齢は次の3点だ。
①動作能力、②代謝能力(疲労回復力) ③免疫力
動作能力は自己チェックできる。同年齢の人よりできる動作が多ければその人は若い。
トレーニングとは、体力年齢を若返らせることである。筋肉、骨、姿勢を代えるのがトレーニングである。260以上ある関節をどれだけ使えるかが大事だ。
◎骨密度を上げる、関節を柔らかくする。
プロのアスリートは縄跳び500回を3分間でやるという。短い時間で骨に多くの刺激を与えることで骨密度が増す。骨はカルシュウムを蓄えておくところで、骨に刺激がなくなるとカルシュウムが減っていく。
一般の人は貧乏ゆすりで骨を刺戟するのがよいが、5時間ぐらいやると効果があるそうだから大変だ。
◎筋肉を鍛える
柔らかくする。力を出す。複雑な動き。
力を出す筋トレばかりやっているのでは片手落ちだ。
動きがきれいで滑らかなことが大事で、トレーナーはそれを見ているのだという。
◎姿勢
骨と筋肉が変わると姿勢がよくなる。
正しい歩き方は、股関節をまわすようにし、足を上げないで振り子のように動かすのだ。右足を後ろから回すように前に出して左足のかかとの所に置く。その時足先が右斜め前の方をむいているようにする。左足を動かすときも右足と同様。直線状でその歩きを練習するとよい。
日本人は膝を曲げて足を上げて歩く。着地の時つま先が下を向くのでつまずきやすい。片足の重さは体重の1/4もあるので、そういう歩き方をすると疲れる。
寝たきりの人とそうでない人の違いは、肩の関節と股関節の動きの違いである。肩の関節と股関節の動きを変えると全てよくなる。ほとんどの動作は腕と足の動きでやっているのだ。
« 高齢なのでロコモが心配 | トップページ | 関節、姿勢、筋肉 »
「健康」カテゴリの記事
- 10月からはジェネリック医薬品が割安(2024.09.22)
- 紙の保険証廃止後は?(2024.08.23)
- 良い睡眠のために(2024.08.10)
- i一番長生きする睡眠時間(2024.08.08)
- 健康10か条のこと(2024.07.30)
コメント