2023年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« ハマスとイスラエルの停戦を! | トップページ | 案里氏に渡した1.5億円を二階幹事長が関与してないはずがない »

2021年5月20日 (木)

「おちょやん」を観て

 NHK朝の連続テレビ小説は毎朝見ている。17日からは新しく「おかえり モネ」が始まった。

 先週に終わった「おちょやん」については、やっている間に1度もコメントをすることがなかった。つまり、良きにしろ、悪しきにしろ、インパクトがなかったということである。

 松竹新喜劇の浪花千栄子をモデルにしたものだといわれるが、浪花千栄子や渋谷天外などを知るものとしてはストーリー的には物足りなかった。

 「おちょやん」を演じた杉咲花は東京の俳優だというが、関西弁をしっかりと覚えて見事であった。ただ、歳を取っていくと顔が若すぎたのが残念であった。顔が若いと言えば、千代の継母の栗子を演じた宮沢も再会後は若すぎて違和感があった。

 最初の頃の芝居茶屋「岡安」のご寮さんを演じた篠原涼子ははまっていたと思う。強烈なキャラで視聴者を圧倒したのが、千代の父親のトータル松本であった。ストーリーがそうなっているので仕方がなかったのだろうが、あの身勝手さと千代に最後までまとわりつく様子にはいい加減にしてくれと辟易した。

 天海役の成田凌は喜劇役者としてははまっていなかった。関西のどぎつい役者をうまく演じていたのは須賀廼家千之助役の星田英利であった。鶴亀映画の社長で道頓堀芝居のドンの大山鶴蔵を演じた中村雁次郎も存在感があった。

 千代と子ども時代と姪を演じた毎田暖乃もよかった。

 個々の配役については上記のように印象的な人もいたが、ストーリーとしては物足りなかった。コロナ禍の関係で変な時期に終わったが、浪花千栄子をもっと描きこんで欲しかった。

 視聴率は上がらなかったとネットでは話題になっているが、やはり物足りなさがあったのだ。

 付け足し:主題歌の秦基博の「泣き笑いのエピソード」の冒頭部分「オレンジ色のクレヨンで描いた太陽だけじゃまだ何か足りない気がした」で、いつ聞いても「太陽だけ邪魔だ」と聞こえた。

 連続テレビ小説は、「エール」以来、金曜日までで土曜日は振り返りとなったが、従前のように土曜日までで完結させて欲しい。毎日見ている者には振り返りは要らない。

« ハマスとイスラエルの停戦を! | トップページ | 案里氏に渡した1.5億円を二階幹事長が関与してないはずがない »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

私などにとって浪花千栄子というのは、オロナインのテレビCMと街のあちこちで見かけたホーロー看板のイメージしかありません。
しかしその方をモデルにしてどんなドラマになるのか少々期待したものの、いつもの1週間か2週間で脱落するパターンよりは多少長続きしただけでした。
終盤になって塚地武雅演じる花車当郎がネット上で話題になっていたので見てみたものの当然ながら話の流れがまったくわからず。
そして杉咲花が白髪交じりになり地味な着物を着ているにもかかわらず顔が女子高生のようにツルツルなのと、ポスターだけで出演している天海祐希が若すぎて美人すぎるのに笑ってしまいました。
ともかく朝ドラは、ストーリーの展開や登場人物の設定がワンパターンになりすぎているのではなかろうか。
新型コロナの影響でスタートの時期が変則的になってしまっているのを好機としてとらえて、企画を根本的に見直す期間を置いてはどうか。土曜日を振り返りの日にするのもやめるべき。
他方、前回の大河ドラマ「麒麟がくる」では、織田信長と明智光秀の演者がこれまでの通念とは真逆で、信長が丸顔のタヌキ。ネット上のコメントでは好感を持った人も少なくなかったようですが、私は早々に脱落しました。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ハマスとイスラエルの停戦を! | トップページ | 案里氏に渡した1.5億円を二階幹事長が関与してないはずがない »