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2021年5月26日 (水)

直接聞いた東日本大震災

 近くにできた客を集めて宣伝する店の女性店長Tさんが、自分が体験した東日本大震災の話しをした。

 Tさんは東松島市に住んでいたが、仙台の専門学校に通って勉強をした。東日本大震災が起きた10年前の2011年3月11日はちょうど卒業式の日で、母親と共に着物を着て卒業式に臨んだ。

 卒業式は午前中に無事に済み、先生や学生は7階建てのビルの7階にあるレストランで楽しくパーティをしていた。14時46分突然ビルが揺れた。一番高いところなので揺れはとても大きく、倒れて失神した学生もいたそうだ。

 パーティをしていた人たちは助かったのだが、Tさんのお母さんは先に帰っていたので心配であった。この日JRで地震と津波による事故があり、乗客に多くの死傷者がでた。お母さんはその列車に乗る予定だったという。ところがお母さんは和服を着ていたので速く歩くことができず列車に遅れてしまった。

 お母さんは次の列車の乗ったのだったが、地震で列車が止まったのはその線で一番高いところだった。乗客は誘導されて逃げたがその方向は津波が来る方であったという。乗客の中に漁業関係者が乗っていてそちらに逃げてはいけないと言い、皆を高い山の方に逃げさせた。もし海の方に逃げていたら命はなかったのだ。

 お母さんは帰って来なかった。Tさんたち家族はお母さんを1週間探したが全く手掛かりがなかったそうだ。お母さんは自力で小学校まで行ってそこにいた。お父さんが小学校を見に行ったときお母さんはいなかったが、お父さんが小学校を離れた後にお母さんは小学校に着いたのだった。その後家族は一緒になることができた。

 Tさんの家はもちろん津波で破壊されてしまった。写真を見せてもらったが、屋根と柱はあるが部屋の中は泥やながれてきたものなどでひといものであった。

 Tさんは卒業式のあった日に東日本大地震に遭遇し、死ぬ思いをしたのだが、お母さんも偶然が重なって命が助かった。人間いつどこでどうなるか分からないのだ。

 私が東日本大震災の話しを当事者から直接聞くのは初めてであった。心にずんと打つものがあった。

 

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