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2021年5月12日 (水)

5-ALAに関係した話題

 昨日長崎大北研究室が見つけた新型コロナウイルスの治療や予防に5-ALAという物質が効き目があるという記事を取り上げた。5-ALAとは5-アミノレブリン酸(ファイブエーエルエーあるいはファイブアラとも呼ぶ)のことを指す。あらゆる生命体の細胞の中で作り出されるもので、「生命の根源物質」とも呼ばれているという。

 5-ALAは鉄と結合することでヘムという物質になる。動物では、このヘムが血液中のヘモグロビンに含まれている。酸素を運ぶはたらきを助け、身体のすみずみにエネルギーを運ぶことが出来るという。植物では、5-ALAは葉緑素を生み出すはたらきがあり、光合成に関係しているのだ。

 動物、植物がエネルギーをつくることを助けることができるので、「生命の根源物質」といわれているという。

 5-ALAがテクと結合してできるヘムという物質が新型コロナウイルスの表面に付くと、体内の細胞に侵入することが難しくすることが北教授たちの研究では分かったのだ。

 体内でウイルスが増殖することを防ぐことができ、新型コロナウイルスの感染を予防する効果があると考えられるのだ。
ウイルスの変異にも対応できる可能性が高いので変異ウイルス株が広がっている今、5-ALAに注目が集まっているという。

 5-ALAを摂取すると、ミトコンドリアの機能が活性化することが研究で明らかになっている。ミトコンドリアの機能は加齢などで衰え、老化や成人病といった代謝の悪化によって引き起こされる病気にかかりやすくなる。。5-ALAが代謝を改善し、代謝の低下によって引き起こされる病気の改善が期待されている。

 5-ALAが血糖値の改善や糖尿病にもよいことも分かったという。

 5-ALAは動物や植物のミトコンドリア、植物の葉緑体といった細胞の中に存在し、生物がエネルギーを生み出すときに必要な栄養素である。

 どんな食物にあるのかというと、赤ワインが一番多く、5-ALAが100gあたり110~173μg含まれている。納豆も多くて、100gあたり25μg、ほうれん草には、5-ALAが100gあたり13.8μg含まれている。ほうれん草は鉄が多いので、5-ALAがヘムを作る助けになりよいそうだ。キャベツ、トマト、などもよいようだ。

 

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