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2021年5月21日 (金)

案里氏に渡した1.5億円を二階幹事長が関与してないはずがない

 自民党の二階幹事長は、「党全般の責任は私にあることは当然のことでありますが、収入支出の最終判断をしているわけであって、個別の選挙区の選挙戦略や支援方針については、それぞれの担当で行っている。それ以上でもいかでもありません」と述べ、別の日にも「1億5000万円の問題の支出については、私は関与していないということを言っている」と否定をした。

 18日、自民党・広島県連の中本隆志議員は二階幹事長の発言に怒りを爆発させたそうだ。自民党・広島県連は、自民党本部から河井夫妻側に提供され、買収の原資とも指摘される1億5000万円の資金について、党側が説明責任を果たすよう申し入れたばかりだったのだ。

 二階氏は「収入支出の最終判断をしている」と言っている。1億5千万円もの大金について知らないはずがないのである。それを関与していないなどとウソをついているのだ。中本隆志議員は「幹事長である人間が関係ないはずがありません。ましてや、河井案里さんは二階派の議員でありますので、そこをどのように思っておられるのか」と指摘しているが、誰が見てもその通りである。

 二階幹事長が18日も、この問題について質問を受けたが、自民党・林幹雄幹事長代理が割って入り、「もうそういうね…色々、幹事長が発言しているんだから、根掘り葉掘りね、あまり党の内部のことまで、踏み込まないでもらいたい」と言った。とんでもない話である。自民党はいったいどうなっているのか。トランプ以上のひどさである。

 二階幹事長側が当時の担当者として安倍前総理の側近、甘利明税調会長を名指した。甘利明税調会長は「党から1億5000万円の給付の件について、私は1ミリも関与しておりません。もっと正確に言えば、1ミクロンも関わっていません」

 お互いになすり付け合いをしているが、それで誤魔化せると思っているのか。一介の候補者に法外な1億5千万円もの大金をあてがえるのは河井案里氏が二階派だからであり、二階幹事長の力をもってしかなしえないことである。その金をもって案里氏は買収を行ったのだ。二階氏も罪なことをしたものだ。

 自民党はこの問題を徹底的に究明して責任を明らかにすべきである。


 

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コメント

あの記者会見の様子はまるでヤクザの親分と親分をかばう舎弟達のようである。二階氏はやや斜めに構え、不愉快そうな表情で答えにもならないことを平然としゃべる。さしずめ林幹事長代理は若頭であろう。組の内部の問題まで根掘り葉掘り聞くなと言っている。これが政権与党の大幹部の実態だと思うと
あきれ果ててしまう。彼らは親分を守ることに必死で、国民への説明責任なんてこれぽっちも考えてないのは明らかだ。自民党は一枚岩?なので他の幹部からは批判の声すら上がらない。あの石破さんも、黙して語らず。後ろから鉄砲を撃つやつがいるという批判が怖いのである。先頃の世論調査では、こんな自民党でも政党支持率は40%近くある。これでは襟を正そうという動きは絶対に出ない。国民の多くがこんな自民党を許容しているのだ。何をかいわんである。

林氏のポケットマネーの使い道について根掘り葉掘り踏み込んでいるわけでないことくらい誰でもわかっています。
1億5000万の原資は大半が税金などの公的なもの。それを誰が決済して誰が渡したのか、誰も知らないで済むわけがありません。
UR疑惑で逮捕される可能性が出ると睡眠障害とやらでさっさと病院に雲隠れした、あまりにも姑息な税調会長の言うことなど信じる人がどこにいるのでしょう。
ならば記者たちも子供の使いじゃないんですから、もっと踏み込まなくてどうするんです。
それにしても二階幹事長の記者会見には副幹事長やら代行やら何人かがかならず取り囲んでいます。オリンピックに関してのように個人的な意見をポロっと言い出すので予防線をはっているのかもしれませんし、記者の質問が聞き取れなくて通訳する必要があるためかもしれません。
野田聖子氏が耳打ちする映像などは「いっこく堂」の腹話術と勘違いしそうになりますが、笑うに笑えません。

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