車のナンバー
私は自動車のナンバーに興味があって、運転しながらでも歩いていても車を見ると、ナンバープレートを見る癖がある。興味を持ち始めてからもう50年近くになると思う。
車のナンバーを見ていると、すぐ近所に似たようなナンバーがある。うちの近所には「11-○○」で始まる車が5台もある。スーパーなどの駐車場で隣同士でよく似たナンバーを見ることもある。不思議だなあと思う。
多いのは34-35のような順列やその逆の64-62の様な逆順列とか、29ー92のような打ち返しなどだ。49-36のように掛け算になっているのもある。
多くは縁起をかついていいナンバーを付けるのだろうが、中には悪いナンバーも見かける。45-83(死後破産)、29-74(福なし)のようなのもある。
私は車を持っていた時、ナンバーはお任せだった。希望ナンバーを貰いに行くのがめんどうだからだ。
ネットで半年ほど前に「358」ナンバーが多いという記事を見つけたが、後で読もうと思っていて見つけることができなかった。ところが数日前に「なぜ?クルマのナンバー『・358』が増えているワケ もう名古屋では抽選対象に」という記事を見つけた。
その記事によると近年特に増えている希望番号があり、それが「・358」という番号だというのだ
「名古屋」ナンバーでは全国に先駆けて今年4月から普通車&小型車の「・358」が抽選対象となったそうだ。たしかに「358」ナンバーの車をよく見かける。
「語呂合わせ」や「車名/型式」とも結びつきにくい「・358」。実は車種や地域においてかなり偏りがあるという。
358は軽自動車で圧倒的に多いナンバーである。興味深いのは、軽自動車と愛知県の組み合わせである。
「名古屋」「三河」「岡崎」「尾張小牧」「一宮」「春日井」「豊橋」のすべてで「・358」が10位内に入っているが「豊田」だけはランク入りなし。
トヨタ自動車のおひざ元では、そもそも軽自動車が少ないため、軽自動車オーナーが選びがちな「・358」も少ないということかもしれない。
記事は、多くの人々が選んでいる「・358」という数字。一体どんな意味があるのだろうかと考察している。
・仏教に関係している(釈迦が悟りを得たのが35歳8か月である)※これは知らな かった。
・風水では「38」は創造性を高める数字とされ、また「5」は財運アップの数字、「ご縁」(五円)につながる数字。
・聖書では358が聖なる数字、666が悪魔の数字とされている。
キリスト教でも仏教でも吉の数なのか。
・西遊記に関わる数字で、沙(3)悟浄、孫悟(5)空、猪八(8)戒が三蔵法師を護る=クルマを災厄から護る。そこまで考えている人がいる?
どうして人気なのかは私には分からない。
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日本全体ではどのくらい広まっているのかわかりませんが、2年ほど前からアルファベットを加えたナンバーを時々見かけます。
地名の右側が「33A」とか「55C」などになっています。「30K」などはOKと勘違いします。所有者にはそれが嬉しいのかもしれませんが。
アルファベットを加えるようになったのも希望ナンバー制度になって特定のナンバーに希望が集中したためのようです。
しかしアルファベットを増やすだけ同じナンバーが増えるのが果たして好ましいのか。それに、アルファベットを加えるくらいなら地名を増やしたらどうなのか?
私はナンバー以上に日本各地の地名を見るのが好きです。菅首相の御威光にすがるしか能の無い知事が「神奈川に来ないで」と言ったところで各地の車が来ます。
尾張小牧とか伊勢志摩のようなナンバーは、こちらで逃走することになったら目立つだろう、などと思いながらながめています。
投稿: たりらりら | 2021年5月14日 (金) 10時54分